くらし まちのローカルニュース 北から南から

■台湾と熊本の新しい未来に向けて
◇6年生国際理解教育推進交流事業
7月29日から31日の2泊3日で、町内の小学6年生47人が台湾を訪問し、異文化への理解を深める貴重な体験をしました。
滞在中は、台湾の食文化や伝統行事を体験するほか、30日には新北市淡水区にある新市国民小学校の5・6年生と交流会を実施。英語や台湾語を使ったさまざまな活動を通じて、互いの文化や学校生活について学び合いました。
交流会では、事前学習で準備した玉東町の特色や学校生活について英語で発表。その後、台湾の児童とグループに分かれて校内探検や遊び体験を行い、笑顔と好奇心にあふれる時間を過ごしました。
初めは緊張していた子どもたちも、活動を通じて英語やジェスチャーで積極的に気持ちを伝えようとする姿が見られました。
交流会の最後には、台湾の給食やお菓子を一緒に楽しみながらさらに仲を深め、参加した児童からは「もっと交流したかった」「今度は玉東町に遊びに来てほしい。日本のことを紹介したい」といった声が寄せられ、国際交流を通じた多くの学びと感動が感じられました。

■~3年間のありがとう~
◇ウクライナ避難民帰国
2022年10月、戦火を逃れ、玉東町に避難してきたウクライナの2世帯目の2人家族。長男は玉東町中学校を卒業し、2人は地域の皆さんに支えられながら、約3年間を玉東町で過ごしました。
お母さんは「家を貸していただいただけでなく、日本で安心して暮らせるように多くの方に気遣っていただきました。本当にありがとうございました。日本は人が優しく、私たちは幸せな3年間を過ごすことができました。家族のように接してくださった皆さんに心から感謝しています」と笑顔で話しました。
家庭の事情により、やむを得ずウクライナへ帰国されることになりましたが、玉東町での3年間が少しでも安心できる日々であり、これからの新しい生活に幸多きことをお祈りします。

■地域を支える若い力
◇玉東中1年生ボランティア活動
玉東中学校1年生が、「総合的な学習」の一環で、夏休み期間中に地域のボランティア活動に取り組みました。
「総合的な学習」の時間では、“玉東町をアップデート!~体験からつなぐわたしたちの未来~”というテーマで今年の6月から学習を進め、玉東町をもっと魅力ある町にしていくために自分たちに何ができるか考え、体験し、最終的に、その成果を10月に開催される文化祭で発表する予定です。
一部は大雨のために中止となりましたが、生徒らは地域のことを知るために宇蘇浦官軍墓地の清掃活動やみかん食堂、玉東フットパスなど、地域住民の皆さんが地域のためにしている様々な活動を手伝いました。

■共に歩んできた50年
◇玉東町金婚夫婦表彰式
熊本日日新聞社・町主催の金婚夫婦表彰式が9月2日、玉東町役場で行われました。今年、町内において対象となった夫婦は13組、式に参加した夫婦は9組でした。
主催の熊本日日新聞社より出席者を代表して田畑和男さん、悦子さん夫婦へ表彰状と記念品が、北田孝幸さん、みさよさん夫婦に前田町長より記念品が贈られました。
謝辞として、三嶋満さん、梨枝子さん夫婦が代表しお礼を述べました。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■寄せられた思いに感謝を込めて
◇熊本県町村会災害見舞金贈呈
先月の豪雨では、町内でもさまざまな被害があり、今も復旧に向けた取り組みが続いています。町民の皆さまにとって、不安やご不便の多い毎日が続いていることと思います。
そうした中で、熊本県町村会を代表して、竹﨑一成会長(芦北町長)から、本町へ災害見舞金をいただきました。あたたかい思いにふれることができ、町としても大変心強く感じています。
寄せられたご厚情は、今後の復旧・復興に活用させていただきます。