くらし えづけSTOP! -地域ぐるみの「環境づくり」- ~鳥獣被害対策 Vol.9~

■~有害鳥獣による被害が出る前に~
『カラスの被害を減らすには“気づき”から。知能は人間の7歳児と同じ!?』

農林水産省によると、2023年度の全国野生鳥獣による農作物被害額は約164億円。そのうち約13億円が『カラス』による被害です。カラスはとても賢い動物です。どのような対策をすればよいか考えていきます。

◇カラスによる被害
カラスによる農業被害は、主に稲、麦類、豆類、果樹、野菜全般、イモ類など農作物の多くが被害の対象になります。また、生活環境被害(生ごみ荒し)も起こすため、衛生的にみても対策が必要になります。

◇カラス対策の基本
基本は、
(1)近づかせない
(2)餌を与えない
(3)警戒させる
の3本柱で対策します。

しかし最大の欠点は、カラスはその刺激に慣れてしまって、反応がどんどん鈍くなることです。永久的に追い払いが可能な防除法はありません。刺激を与える回数や時間を変えたり、さまざまな手法を組み合わせたりする工夫が必要です。また、銃猟や罠猟(箱罠)などの捕獲も有効的な対策の一つです。

◇カラスの豆知識
1.道路にクルミをなどの硬い食べ物を置き、車に引かせて食べることがある。
2.羽が敏感で、羽に何か当たることを極端に嫌う。
3.小心者であるため、異変に気付きやすく、大きな音を嫌います。
4.視力は人間の5倍!
5.強い光が苦手。CDの反射の光を嫌がるのもこのためです。

◆~ジビエ協力隊からのおしらせ~
今後、「お肉の解体方法」や「料理方法」など狩猟初心者からベテラン、また興味があるけど誰に聞いたらいいのか分からないという人まで、村民の皆さんが参加できるさまざまなイベントを計画していきたいと思います。開催時期は改めてご案内いたしますので興味のある人は事前に登録をお願いします。

鳥獣被害に関する質問・イベントの事前登録を募集中です。
こちらから受け付けています
※詳しくは本紙P20をご覧ください。

問い合わせ:農政課 林務整備係
【電話】0967-67-2706