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■地域の農業発展のために 地元選出国会議員との意見交換会
10月25日、ゆのまえ温泉湯楽里会議室で地元選出国会議員との意見交換会が開かれ、人吉球磨地域の農業委員会の会長・女性委員・事務局ら34人が参加しました。本会は球磨郡市農業委員会協議会(前川敏幸会長)が主催したもの。金子恭之(やすし)国土交通大臣や松村祥史(よしふみ)参議院議員、熊本県農業委員会の楮本(かじもと)亮二専務理事兼事務局長が招かれました。
農業委員会活動の強化と推進を目的として開催された本会。あいさつの中で両議員から国の農業政策に関する現状が報告されました。その後、出席者から「水害被害後の農地の復旧対応」「後継者育成」「スマート農業」「資材高騰」などについての質問や意見があり、両議員は「課題を解決するために人吉球磨地域だからこそできること」などをていねいに説明しました。
人吉球磨地域の農業委員会をはじめ、市町村・県・国が連携していくことの大切さを意見交換で再確認でき、地域農業のさらなる発展のために、決意を新たにする会となりました。

■5つの分野で連携を図る ドゥ.ヨネザワ企業グループとの包括連携協定調印式
10月17日、城南天然温泉かたるの森(熊本市)で「湯前町とドゥ.ヨネザワ企業グループとの包括連携協定締結式」が開かれ、同社の米澤誠CEO(最高経営責任者)や長谷和人町長らが出席しました。
同社とは以前からキャンプ場事業や地域の課題解決に向けた取組を通じて連携してきました。今回は地域資源の活用や地域経済の活性化など、幅広い分野での連携を強化することが目的。まちはこれまで初めての県内企業との包括連携協定の締結に向けて協議を重ねてきました。
今後は健康増進をはじめ、観光や産業の振興、防災や災害発生時の支援、地域経済の活性化に取り組みます。米澤CEOは「今後、5つの分野で一体となった取組を進めていきたい。民間企業としての知見やネットワークを生かして、まちの魅力を磨き上げていくお手伝いをしたい」と話し、長谷町長は「ヨネザワ企業グループ様との縁ができたことで、確かな力を得たと強く感じる」と話しました。

■「山へお帰り!」が受賞 第34回那須良輔風刺漫画大賞
▽一般部門/那須良輔大賞「山へお帰り!」
(審査員コメント)※原文ママ
このところのクマ出没は、日本にとって大問題になっています。クマに命令できる金太郎にお出ましいただき、山におかえりいただく方法しかないのでは…。という発想で描かれた作品です。

▽ジュニア部門/中学生の部 那須良輔大賞「米騒動」
(審査員コメント)※原文ママ
米騒動の新しい表現と言える作品。人は慌て、米は踊るというのが、なんとも皮肉っぽいね。デザインも秀逸!

▽ジュニア部門/小学生以下の部 湯前町長賞「ねっちゅうしょうちゅうい」
(審査員コメント)※原文ママ
クワガタにクーリングチョッキを着せるなんて、昆虫愛の強さが感じられて面白い!昆虫も猛暑の中を生きるのは、大変だね。

まちは「第34回那須良輔風刺漫画大賞」の受賞作品を、10月31日に湯前町役場洋会議室で発表。一般部門では川崎克己(かつみ)さん(81・大阪府)の「山へお帰り!」が、ジュニア部門中学生の部では東美咲(みさき)さん(あさぎり中3年)の「米騒動」が那須良輔大賞に選出。小学生以下の部では星原灯利(あかり)さん(湯前小2年・下村)の「ねっちゅうしょうちゅうい」が湯前町長賞に輝きました。
今回の応募総数は、昨年よりも多い659点。「猛暑」「物価高騰」「スマホ依存」に加えて「大阪・関西万博」「パンダの返還」「米不足」をテーマにした作品も多く見られ、ジュニア部門では地球温暖化や水質汚染などの「自然環境問題」を描いた作品も見られました。
なお、ことしの審査会は10月16日に鎌倉婦人子供会館(神奈川県鎌倉市)で開き、漫画家の種村国夫さん・二階堂正宏さん・前川しんすけさんが審査員を務めました。