くらし Topics(1)

■思い入れある古民家を受け継ぐ 0円古民家プロジェクト無償譲渡調印式
11月7日に、湯前町役場洋会議室で0円古民家プロジェクト無償譲渡調印式が開かれました。本プロジェクトは、地域活性化の促進を目的に、まちにある古民家を解体せずに次世代へとつなぐ取組で、一般社団法人全国古民家再生協会熊本第二支部が主催です。
今回、深水栄一(えいいち)さん(57・野中田3出身)が所有する、築113年の古民家を活用したいと手を上げたのは鶴田政輝(まさてる)さん(70・多良木町)。鶴田さんは「これから養蚕(ようさん)を始めるため、蚕を育てる場所を探していたときにプロジェクトを知った。かつてまちで盛んであった養蚕を復活させて、まちづくりにつなげていきたい」と古民家の利用に希望を持って話しました。思い出が詰まった古民家を譲る深水さんは「10月に鶴田さんと会い、熱意ある話に感銘を受けて譲ることを決めた。18歳まで過ごした実家を有効活用してもらえてうれしい」と話しました。

■愛情込めて木を植える JTの森ゆのまえ森づくりの日第4期2回目
「第4期JTの森ゆのまえ第2回森づくりの日」が11月15日にゆのまえグリーンパレス芝生広場周辺と町有林で行われ、日本たばこ産業株式会社(JT)の社員や上球磨森林組合、緑の少年団ら133人が参加しました。
開会式で同熊本支社の古賀正英(まさひで)支社長は「未来に残す木を愛情込めて植えて、まちのみなさんとの交流もはかってほしい」とあいさつしました。今回は山に木を植える植栽活動や森林にまつわる講話などを実施。参加者は未来に向かって成長する姿を楽しみに、スギを750本植えました。その後、丸太切り競争や木工教室といった課外活動を楽しむなど、木とたくさん触れ合った1日となりました。

■湯中生、力走で襷をつなぐ 球磨人吉中体連駅伝競走大会出場
10月10日、球磨人吉中体連駅伝競走大会があさぎり中学校をスタート・フィニッシュとするコースで開催。女子5区間12キロ、男子6区間18キロを舞台に、各校の代表選手たちが力強く走りました。
女子は、2区の服部遥(はるか)さん(3年・野中田3)が区間賞を獲得しました。

▽競技結果
一覧については本紙をご参照ください

■代掻き、田植え…ついに収穫!湯前小学校5年生が稲刈りを体験
湯前小学校5年生の稲刈り体験授業が10月17日、上里1区内の田んぼで開かれました。今回も町内の農家の皆さん(JA青壮年部・女性部)が多数参加。手刈りの指導やコンバイン操作などで体験を補助しました。
児童らは横一列に並び、一斉に手刈りをスタート。黙々と刈り進めていき、あっという間に目標地点まで到達しました。コンバイン操作では、苦戦しながらも無事に刈り取りができました。
体験終了後、JA青壮年部湯前支部長の久保田直樹さん(41・瀬戸口)は「誰かが食べ物を作らないと飢えてしまう。これから農業をする人が1人でもいればいいなと思う」と子どもたちに話しました。