健康 相良村婦人会にて健康づくりのお話をしました

9月18日(木)に相良村婦人会が主催する「健康体操教室」において、村保健師が「フレイル予防~骨を守ること~」と題し、フレイル(※)や介護が必要な状態になることを予防するための話をしました。
最初にインボディー(体組成)測定を行い、筋肉量や脂肪量等の身体を構成する成分量を測定しました。今回は、村の「データヘルス計画」に基づき、介護認定を受けている人の半数以上が骨折の治療を受けている状況をお伝えしました。さらに骨折している人の多くは、高血圧や糖尿病の治療が重なっていました。転んでも骨折する人、しない人の差は骨の丈夫さ(骨密度)が関係しています。
骨量は、若い頃(20歳頃)が最も多いといわれていますが、年齢を重ねても予防をすれば骨量減少のスピードを下げられます。骨には、小さな穴が開いていて、そこから血管が通り、血液によって骨の材料が運ばれています。そこで、血管や血液の質は重要です。肥満や糖尿病、高血圧は、血管の内側にある細胞(血管内皮細胞)に炎症を起こす原因となります。
生活習慣病を予防することで骨を守ることに繋がります。日頃の運動や食習慣においては、骨に力がかかるような運動(歩行や筋トレ等)や骨の材料に必要な食事(たんぱく質やカルシウム、ビタミン等)も大切です。参加者の方からは日頃の生活習慣や健診結果を振り返る機会になったとの声が聞かれました。

※「フレイル」…高齢期に病気や老化などによる影響を受けて、心身の活力(筋力や認知機能など)を含む生活機能が低下し、将来介護状態となる危険性が高い状態のこと。

問い合わせ:保健福祉課保健係
【電話】0966-35-1032