- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県豊後大野市
- 広報紙名 : 市報ぶんごおおの 2025年12月号
本市では、令和8年度から令和15年度までの新たなまちづくりの指針である「みらい戦略プラン」の策定に向けて準備を進めています。
そこで、市民の方とこれからのまちづくりについて一緒に考える住民ワークショップ「みらいデザイン会議」を開催しました。
今回は第3回の会議について報告します。
■9/9 第3回豊後大野市の将来像を市に提案する!
第2回までで作成したまちの将来像について、将来像に込めた思いとともに副市長に発表し、意見交換を行った上で、全3回を通じた振り返りを行いました。
~各グループから提案いただいた本市の将来像と意見交換の概要~
◆Aグループ
豊かな自然と後世に伝えたい文化
大きな安心♪野菜が自慢!
住みたくなるまち豊後大野
◇将来像のポイント
・豊後大野市の魅力である「豊かな自然」「後世に伝えたい文化」「大きな安心」「野菜が自慢」を盛り込み、これらの魅力を高めることにより、住みたいまちになっていくことを表現した。
◇意見交換の概要
副市長:丁寧に大事なフレーズを将来像にしてもらった。具体的に何をしたら豊後大野市がよくなると考えるか。どうやったら若い人に残ってもらえるか。また、どんな魅力があれば、多くの人に来てもらえるか。
メンバー:各種支援や手当によって子育て環境は充実しているため、よりPRに力を入れてほしい。防災では、建物が新設され充実しているため、災害時の避難所として使うなど、施設を活用してほしい。移住する際に田舎暮らしできる候補地はさまざまであるが、活断層がなく安心して住めることや災害に対する備えがあることは、移住者や企業にとってのPRポイントになる。
◆Bグループ
始まりの地 七つの町でつなぐ未来
~自然と人がととのう町~
◇将来像のポイント
・自然やビジネスの面で始まりを想起させることから、「始まりの地」と表現した。
・7つの町が輪となって、町に関わる多様な主体同士や今と未来がつながっていくことを目指したい。
・サウナ用語を使って自然と人との調和を「ととのう町」と表現した。
◇意見交換の概要
副市長:将来像のタイトルやキーワードの意味が分かりやすく、まちを盛り上げる思いが伝わった。
◆Cグループ
ブンゴオオノ×「♥」=シン・イナカ
ーあなたの「♥」でブンゴオオノがかわるー
◇将来像のポイント
・それぞれが♥に気になっていることを入れ、方程式が成り立つように何ができるのかを考えることができたら面白いまちになる。
・通常のネガティブなイメージを一新し、新たな一流の田舎という思いを込めた。
◇意見交換の概要
副市長:今までにない視点の提案であった。♥に何を当てはめるかが重要だと考えるが、これがあればいいと思うものはあるか。
メンバー:二流三流の都会ではなく一流の田舎を目指して、ないことがよくないのではなく、ないことが素敵という発想の転換を実現したい。例えば、豊後大野市の星がきれいなところが多いなど、まだまだ取り組むことができる余白はあるため、可能性は無限大である。
◆Dグループ
七色に輝け、豊後大野!
◇将来像のポイント
・まちの将来像をつくるに当たり大切にしたいキーワードは「虹」であった。
・豊後大野市は7つの町村が合併して誕生したことから多様性や共生があふれたまちを象徴する将来像としたい。
◇意見交換の概要
副市長:シンプルにまとまっていてわかりやすい。フレーズ分解によって将来像の意図がよく伝わった。「後世につなぐ」というフレーズの検討に当たりどのような議論が行われたかお聞かせいただきたい。
メンバー:豊後大野市の問題は人口減少であるため、未来につないでいくフレーズを出すことがチームの共通認識としてあった。未来に向けたメッセージとして将来像に盛り込みたいキーワードを検討し、ポジティブな思いを将来へつなぐことを重視した。
◆Eグループ
過疎化に○○パンチ※
幸福度日本一
◇将来像のポイント
・少子高齢化の現状を悲観的にとらえず、地域住民全体で積極的に打破できる未来を生み出したい。
・まちに住む人が幸福度日本一と思える社会システムを創造したい。
◇意見交換の概要
副市長:パンチがあるタイトルで幸福度日本一を目指す思いを理解した。少子高齢化に歯止めをかける策について議論した内容をお聞かせいただきたい。
メンバー:暮らしを支えるさまざまな支援が整備されているが市外の方に知られておらず、広く伝えてほしい。
※諸事情により、一部の表現を伏せています。
◆Fグループ
豊かさを自慢できる町 ぶんごおおの
◇将来像のポイント
・一目見ただけで分かりやすい将来像として作り上げた。
・住民一人一人が豊後大野市の豊かさを自慢できる町を目指したい。
・平仮名で「ぶんごおおの」とすることで多くの人に将来像を親しんでもらいたい。
◇意見交換の概要
副市長:非常にシンプルで分かりやすい発表だった。とにかく豊かさを自慢できるだけを表現しており、分かりやすく響いた。豊後大野市は住みやすく住み続けたいと考えているか。
メンバー:町としてちょうどよく、包容力があり、非常に暮らしやすいと感じている。
参加者の皆さまには、全3回を通して本当にたくさんのご意見やアイデアを出していただき、心から感謝申し上げます。皆さまからいただいた貴重な声を参考にさせていただきながら、「みらい戦略プラン」を策定してまいります。
問い合わせ先:まちづくり推進課 企画調整係
【電話】0974-22-1042
