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■ニューファーマーの集い 農業を始める人を応援
指宿市ニューファーマーの集いが8月26日、南薩地域振興局指宿庁舎で行われました。新たに農業を始めた人に支援機関や制度を知ってもらい応援しようと県と市が企画したもの。令和6年度に農業を始めた4人が出席し、それぞれ抱負を述べた後、記念品を手渡され関係者から激励を受けました。北園真(きたぞのまこと)さん(上手)は「農業をするために単身赴任で指宿に来た。いずれは子どもに農業を継ぎたいと言ってもらえるようにがんばりたい」と話しました。

■株式会社パレンテへ感謝状 Juju(ジュジュ)選手と指宿を応援
株式会社パレンテへの感謝状贈呈式が8月26日に行われました。同社はコンタクトレンズの制作や通信販売を手がける会社で令和6年度に企業版ふるさと納税制度を活用して市に500万円を寄付。令和5年度に続き継続した支援に対して感謝状が贈られました。吉田忠(よしだただし)史代表取締役は「応援している野田(のだ)Juju選手にゆかりがある指宿の地域活性化を願って寄付した。地域のために役立ててほしい」と話しました。

■市内のダンスチームが全国優勝 3人の絆でつかみ取る
指宿のダンス教室ZERO-STANCE(ゼロスタンス)に所属する3mente(トレメンテ)が大会で優秀な成績を収め、8月29日に市長に報告しました。市内外の小学5年生3人で結成された同チームはダンスコンテストjewel summer season Final(ジュエルサマーシーズンファイナル)のU-12チーム部門で予選を通過し、全国7チームが参加した中から同部門で優勝しました。指宿小5年の大山友愛(おおやまゆあ)さん(大園原)は「優勝できてうれしい。3人の心をさらに一つにして他の大会でも優勝できるように練習したい」と話しました。

■トイレットペーパーを寄贈 何にでも使ってね
寄贈する西園代表取締役株式会社西園組が古紙を再利用したトイレットペーパーを9月3日、市に寄贈しました。港湾・土木建設を行う同社は建設現場で不要になった紙を再利用し、障害がある人の助けになりたいと障害者の就労支援を行う社会福祉法人に製作を依頼。2000個を市や指宿商業高校・つちはしこども学園に寄贈しました。西園亮介(にしぞのりょうすけ)代表取締役は「環境保全と障害のある人の役に立てれば。トイレットペーパーは生活に必要な物なので役立ててほしい」と話しました。

■あしたの日本を創る運動推進功労者表彰 長年の功績が評価
あしたの日本を創る運動推進功労者表彰会長賞を松下尚明(まつしたなおあき)さん(西村)が受賞し9月5日、市長に報告しました。地域づくりに多大な功績があった人を公益財団法人あしたの日本を創る協会が表彰するもの。松下さんは大山区長や大成校区公民館長を務めたことを始め、25年以上地域に密着した歴史講座を行うなど地域のコミュニティづくりに長年取り組んできたことが評価されました。松下さんは「体の調子が良い限りは第一線で活動を続けたい」と話しました。

■フォトドラアワード認定式 写真を撮りに出かけよう
フォトドラアワード認定式が9月5日、指宿庁舎で行われました。写真を撮りに車で出かけたくなる場所を紹介し、県内の名所を知ってもらう取り組み。新たに橋牟礼川遺跡が指宿で13カ所目の認定を受け、鹿児島トヨペット株式会社の川邊安生(かわなべやすお)代表取締役社長から認定書が手渡されました。川邊代表取締役社長は「開聞岳の灰に埋もれた集落跡や復元された竪穴住居は東洋のポンペイと呼ばれる神秘的な風景で、歴史の深さを感じさせる」と話しました。

■秋のいぶすきグルメ祭り 指宿の味覚を味わおう
いぶすき秋のグルメ祭りが9月6日から11月16日まで市内の各飲食店で行われました。指宿の旬の食べ物を広めようといぶすきグルメ祭り実行委員会が主催し、指宿で取れた伊勢海老や旬の食材を使ったメニューを48店舗が提供。キックオフイベントでは山川漁港で試験養殖しているカキの振る舞いもあり、参加者は新たな指宿の味覚を楽しみました。山口直美(やまぐちなおみ)さん(道下上)は「カキが美味しかった。養殖されていることを初めて知った」と話しました。

■長寿お祝い事業 最高齢の市民を祝う
最高齢となった市民へのお祝いが9月12日に行われました。新たに最高齢の女性となった井上(いのうえ)ユミさん(浜西)は大正9年生まれの105歳で、若いころはサツマイモやダイコンの栽培のほか肉用牛などを飼育。敬老の日を前に井上さんの自宅に親族らが集まり長寿を祝いました。井上さんは「家族とオクラを作っている畑に行って草取りをすることやお風呂に入ることが大好き。毎日の楽しみがあることが長生きの秘訣(ひけつ)です」と話しました。