健康 地域包括支援センターだより

■口の健康を保てていますか?~いつまでも「おいしく食べる」「楽しく話す」を続けるために~
食べることや話すことは、健康に暮らすためだけでなく、生活を彩るためにもなくてはならないものです。食べる力と話す力を支える口腔機能は、年齢を重ねるにつれて少しずつ衰えていきます。「歯や入れ歯の状態」「口の清潔・だ液」「くちびる・舌・あご・のどの筋力」の3点を、よい状態に保っておくことが大切です。気軽にできる簡単トレーニングを実践することでおいしく食べて元気に話す毎日を過ごしましょう。各地域の元気アップ体操でも口腔体操に取り組む地域が増えてきています。

◇かむ力をきたえるトレーニング★食事にかみごたえをプラスする
かみごたえのある食品を選び、よくかんで食べる機会をつくりましょう。食材をいつもより大きめに切ることもおすすめです。むせや窒息に十分注意して、無理なく行いましょう。
〈かみごたえのある食品を選ぶポイント〉
・かたさがある(りんご、ナッツ、せんべいなど)
・食物繊維が豊富(ごぼう、キャベツ、切り干し大根、ほうれんそう、大豆など)
・弾力がある(こんにゃく、イカ、タコなど)

◇話す力をきたえるトレーニング★早口ことば
早口ことばは、話す力のトレーニングに効果的です。大きくしっかりと口を動かすことがポイントです。
(例)5回繰り返し
・赤(あか)巻紙(まきがみ)青(あお)巻紙(まきがみ)黄巻紙(きまきがみ)
・隣の客はよく柿食う客だ

◇舌の筋力をつけるトレーニング★パタカラ体操
「パ」は食べ物の取り込み
「タ」は送り込み
「カ」は飲み込み
「ラ」は噛んだものを丸めこむ
「パ・タ・カ・ラ」それぞれ各8回、できるだけ速く大きな声で発音する

問合せ先:市地域包括支援センター(市役所1階高齢者支援課内)
【電話】23-5225