- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県垂水市
- 広報紙名 : 広報たるみず 令和7年8月号
令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組を紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。
■『全国ICT教育首長サミット』で尾脇市長が本市の先進的な取組を紹介
6月6日、『全国ICT教育首長サミット』が東京で開催されました。感じました。これは、未来を担う人材を育成するために、全国の自治体の首長が参加し、教育の情報化について幅広い視点で協議する会合です。当日は、約500人の首長や関係者が出席して盛大に行われました。
昨年度、全国ICT教育首長協議会会長賞を受賞した本市は、尾脇市長が『GIGAスクールのまち垂水』を合言葉に、高速ネットワーク通信とタブレット端末をいち早く整備したことや、各校をつないだ遠隔合同授業(オンライン会議)で、子供たちが地域の活性化について意見を交流した特色ある実践活動について紹介しました。紹介後は、「市民、学校、行政が一体となった素晴らしい取組である」などの言葉が寄せられました。
今後も、子供たちが情報活用能力を高め、自らの学びを深めながら地域に貢献するような学習を展開します。
■修学旅行におけるICT活用(協和小学校)
5月に実施した修学旅行(熊本)では、5・6年生がICTを効果的に活用し、充実した時間を過ごしていました。タブレット端末で、見学中の様子を写真撮影するだけでなく、ガイドさんの説明を記録するなど、進んで情報を収集する姿が見られました。
修学旅行後、撮影した写真データや記録したメモは、タブレット端末を通じて学級間で共有しました。そして、デザインツール「Canva」を使って、発表資料をまとめ、完成した発表資料は、3・4年生に紹介しました。上級生が実際に感じ、経験した情報に基づいて発表を行うことで、3・4年生は修学旅行について具体的なイメージをもち、期待に胸をふくらませていました。
今回の取組では、タブレット端末が情報収集、整理、共有、発表といった学習プロセスを支援する多機能なツールとして活用されました。
今後も、こうしたICTの活用を通して、児童が主体的・対話的で深い学びを実現し、未来につながる情報活用能力を育むことができるよう、探究的な学びを一層深めていくことを目指します。