- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県中種子町
- 広報紙名 : 広報なかたね 令和7年(2025)7月号
■帯状疱疹ワクチンが定期接種になりました
「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という病気をご存じでしょうか?これは、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが体内に潜んだまま何十年も眠り続け、加齢などによって免疫力が下がったときに再び活動を始めて起こる、つまり、体が弱った時にさらに痛めつけてくるような病気です。左右どちらか片方の皮膚に赤いブツブツや水ぶくれが多く集まったように出て、強い痛みを伴います。生涯のうち3人に1人がこの病気を経験するそうです。入院が必要になる場合も少なくありません。帯状疱疹の怖いところは後遺症が残ることがある点です。見た目には治りきった後も痛みが続いてしまい、高齢になるほど長引きやすく、数年も続くこともあります。また顔に出た場合では視力や聴力などに影響が残ることもあります。
この帯状疱疹を予防するためのワクチンが今年度から「定期接種」の対象になりました。定期接種とは、国や自治体が推奨し、費用の一部を助成する予防接種のことです。
ワクチンは2種類あり、効果や副反応、費用(自己負担分の金額)に違いがありますので、相談の上、希望に応じてどちらかを選ぶことができます。
・不活化ワクチン(シングリックス)筋肉内注射を2回(2か月の間隔)
・生ワクチン(乾燥弱毒生ワクチン ビケン)
皮下注射を1回のみ
どちらも助成の対象は主に65歳の方ですが、今後の5年間で66歳以上の方も順次、対象になっていきます(役場からの案内をお待ちください)。また、助成の対象にはなりませんでしたが、50~64歳の方も接種が可能です。
「ワクチンはもうしょうごとなか」ちゅう人にも「こんたーしたほうがよかろー」とおすすめいたします。詳しくは、かかりつけ医や薬剤師にお気軽にご相談ください。
■公立種子島病院の診療情報
火曜日の整形外科を受診される方は、必ず事前に電話で問い合わせをお願いします。
野田先生の診療日:7日(月)午後~11日(金)午前・15日(火)午前・28日(月)午後~8月1日(金)午前
※6日(日)は当番医
※夜間、休日は外来対応しておりませんので休日は当番医の受診をお願いいたします。
公立種子島病院 薬剤師 熊谷義徳