子育て 中種子町うみがめ奨学金制度について

【奨学制度の概要について】
◆創設の趣旨
人口減少に起因する地域経済や地域コミュニティの衰退が進む中で、中種子の将来を担う子どもの「学びの機会・選択肢」を確保し、子育て世帯を経済的に支えるとともに、持続可能な地域づくりに向けた人材を支援するため、「うみがめ奨学金制度」を創設しました。

▽~うみがめ奨学金~
自然に恵まれ、周囲を海に囲まれている種子島は、東海岸は太平洋に、西海岸は東シナ海に面した多くの砂浜海岸があります。その種子島の中央部に位置する中種子町には、全長12km以上になる「長浜海岸」があり、ウミガメ産卵地として知られています。ウミガメは孵化した後、何年間も広大な海を回遊し、そして自分の生まれた故郷に戻り産卵します。次代を担う若者が、中種子から羽ばたき、知識を高め、社会での経験を積んだ後、ふるさと中種子町の活気あふれるまちづくりの担い手として、地域で活躍することを支援する制度です。

◆奨学ローン制度について
町と「うみがめ奨学プログラム」連携協定(令和6年7月17日締結)を結んだ鹿児島相互信用金庫が、通常より金利を優遇した「うみがめ奨学ローン」を、生活資金部分を支援するものとして奨学生の保護者等に貸与するものです。

▽奨学資金月額
・大学生、大学院生、専門学校生等…5万円
※在学期間中は利息のみの支払い、卒業後は証書貸付型ローン(返済期間10年)に借り換えて元利金を返済する仕組みとなります。町は、奨学ローン等の返済額を助成する「中種子町奨学金助成制度」として基金を創設し、在学期間中はUターンの有無に関わらず年度内に支払った利息額を補填し、卒業後、もしくは10年以内にUターンし、島内に就職等した方(町内に住所を有すること)については、元利金の毎年度返済実績により補填をします。10年以内にUターンした方については、翌年度から10年間で補填します。

◆奨学ローンの申込について
(1)利用申請・登録
※「合格通知書」または「在学証明書」のいずれかの原本を、教育委員会教育総務課に持参のうえ、奨学生登録手続きを行ってください。なお、登録は奨学ローンを利用しない方でも登録可能です。また、中種子町のLINE登録をお願いします。
(2)提携先金融機関での手続き
※教育委員会教育総務課で手続きを終えた方は、教育委員会教育総務課が発行する「受付確認証」を添えて、鹿児島相互信用金庫中種子支店窓口でお願いします。

◆奨学交流事業について
地域が一体(産官学金連携)となって子どもたちを支援するとともに、地域と奨学生のつながりを持ち続ける交流事業を実施します。賛同する事業所の情報や町の情報をSNSなどで提供していきます。

▽~交流プログラム~
・町公式SNS(LINE・インスタグラム)への登録
・長期休業期間中を利用した町内事業所でのインターンシップ
・町内外イベント開催の運営等協力
・各出郷者会(中種子会)総会への参加・運営協力
・町内協力事業所が実施する島外イベントへの協力

◆賛同する事業者の募集を行います
地域が一体となった若者支援の実現を図るため、「うみがめ奨学金制度」に賛同していただける応援事業所を募集します。賛同いただいた事業所につきましては、奨学生に対して、SNSを通じて賛同事業所の情報や町の情報を提供していきます。

▽~応援事業所登録について~
※QRコードから町HPのうみがめ奨学金制度特設ページに移動しますので、ページ内にある「事業者カード」に必要事項を記載の上、役場総務課に提出ください。なお、必ず事業所に関係する写真を2~3枚あわせて提出してください。

▽~奨学寄附事業について~
※この事業は地域の事業所と一体となって若者を支援する取り組みと位置づけているものです。そして、持続性向上のため「うみがめ奨学金制度」にご賛同いただける事業所の皆さまからの寄附金やふるさと納税を募集しております。寄附金については、在学中のローンの利息返済および卒業後に島内の事業所に就職した方への元利金返済実績により補填するための原資とするものです。

お問い合わせ先:
・奨学生登録および申込…教育委員会教育総務課【電話】内線256
・奨学交流事業および寄付金…総務課行政係【電話】内線211
・ローン申込先…鹿児島相互信用金庫中種子支店【電話】27-1141

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お問い合わせ先:総務課行政係
【電話】27-1111 内線211