しごと 11月は事業承継啓発月間 未来へ繋ぐ那覇のお店

沖縄県は後継者不在率が全国と比較して高く、かつ経営者の年齢が60代を超える企業の割合が多いです。事業承継は地域の雇用や伝統・技術を守るうえで重要です。沖縄県事業承継・引継ぎ支援センターでは事業承継に関する経営課題の無料相談を受け付けています。
今回は、市内で同センターの支援を受け、事業承継を実施した2社を紹介します。

■第三者承継(M and A)
花ぐすく香華堂は、昭和46年創業、琉球伝統料理の製造・販売を行っている地域に親しまれてきたお店です。今回の事業承継は、前代表の高齢化や後継者不在について、沖縄振興開発金融公庫を通じ、引継ぎ支援センターへの相談申込から始まりました。
事業を受け継いだ比嘉新代表は、運送業・食品加工業を営んでおり、10年前より考えていた総菜の製造事業へ挑戦したい思いから、引継ぎ支援センターのマッチング支援を活用して、第三者承継(M&A)に繋がりました。
複数回の代表面談の後、今年6月に事業承継が完了。旧経営陣も含め雇用は継続され、伝統の味を引継ぎつつ、新たな取り組みを始めています。
支援内容:
・マッチング支援、代表者面談の対応
・株式譲渡に関するサポート
・事業承継に必要な資金の金融機関調整
など

◇那覇市久茂地 有限会社 花ぐすく香華堂
久茂地1-7-1琉球総合ビル5階

問合せ:【電話】941-1690(事前予約)

■従業員承継
仲宗根糀(こうじ)家やは、国産米100%使用で無添加にこだわった糀(こうじ)食品を製造し、県内スーパーなどで販売しています。
事業を受け継いだ山川新代表は、プライベートで仲宗根糀家の商品を使用し、健康効果を実感。創業者が高齢化などを理由に後継者を探していることを知り、次世代にも糀食品を引き継ぎたいと考え、事業承継を決意されました。約2年間、従業員として働かれた後、今年7月に事業承継を完了しました。
創業者としては、商品やブランドの承継および従業員の雇用継続、受け継いだ新代表は、先代が築いてきた事業基盤が得られるなど、双方にとってそれぞれメリットがある事例になります。

支援内容:
・従業員承継にかかわる助言業務
・代表同士の面談対応(第3者の立場で双方の意向をまとめるサポート)
・株式譲渡の契約内容調整
など

◇那覇市国場 株式会社 仲宗根糀家

月間中は事業承継に関するイベントを実施しています。詳細はQRにて
※QRは本紙をご確認ください。

問合せ:商工農水課
【電話】951-3212