- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県北谷町
- 広報紙名 : 広報ちゃたん 2025年9月号
■「公民館」
戦後、北谷村民が収容所からの帰村が許されたのは、他地域より1年遅れた1946年(昭和21年)10月のことでした。当初、居住が認められたのは村域のごく一部で、そこに桃原区・謝苅区・嘉手納区の3つの行政区が設置され、これが北谷における行政区の始まりとなりました。当時は、役場の情報が区長を通じて住民に伝えられ、住民の要望も区の集会を通じて役場へ届けられるなど、行政区を単位とした地域運営が行われていました。
地区公民館の設置は、1951年(昭和26年)の桃原一区公民館が最初であり、続いて謝苅一区公民館が建設されました。その後、1960年代に北前区と桃原三区(現在の上勢区)に公民館が整備されるなど、公民館の設置は段階的に広がっていきました。1980年(昭和55年)の町制施行を機に、「各区に公民館を整備し、地域活動の活性化を通じて町の発展を図る」ことが基本方針の一つとされ、1985年(昭和60年)までには9つの行政区に公民館が設置されました。
現在では北谷町には11の行政区があり、それぞれに公民館に相当する施設が設けられています。
[掲載資料]写真:30620000569 謝苅一区公民館(1992年)
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