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自治体の皆さまへ

マダニ媒介感染症に注意しましょう!

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三重県伊勢市 クリエイティブ・コモンズ

畑や野山には病原微生物を保有するマダニが生息しており、マダニにかまれると1週間前後で「日本紅斑(こうはん)熱」や「重症熱性血小板減少症候群」を発症することがあります。
県内では、伊勢志摩地方を中心に、年間50件程度の日本紅斑熱症例が報告されており、近年では重症熱性血小板減少症候群の患者も発生しています。これらの疾患の多くはマダニの活動時期(春~秋)に発生します。
症状が現れたら医療機関を受診し、医師にマダニにかまれた可能性があることを告げてください。通常、人から人へ感染することはありません。

■主な症状
◇日本紅斑熱
高熱・頭痛・筋肉痛・倦怠感(けんたいかん)・痒(かゆ)みや痛みのない全身に広がる皮膚の斑状発赤(ほっせき)

◇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
高熱・頭痛・筋肉痛・意識障害・消化器症状(嘔吐(おうと)・下痢・腹痛・下血(げけつ))

■マダニにかまれない事が大切!畑や野山に立ち入る際の注意事項
・つばの付いた帽子、長袖、長ズボン、長靴(丈の長い物)などを着用し、肌の露出を避ける。
・マダニ対策に効果がある虫よけスプレー(「イカリジン」や「ディート」の成分を含む物)を、使用上の注意に従い使用する。
・家の外で衣服や体をはたき、マダニを落とす。
・衣服はすぐに洗濯し、早めにシャワーを浴びて、マダニにかまれていないか全身(特に頭髪部、首、脇の下、脇腹、足の付け根、膝の裏など)を確認する。

■マダニにかまれたら、マダニをつぶさない
・マダニをつぶさないように頭部をピンセットで挟んで、まっすぐ引き抜く。
・自分で取れないときや、マダニの一部が皮膚に残ったときは、最寄りの医療機関に相談する。
・かまれた後約1週間は体調の変化に注意し、上記の症状があれば早急に医療機関を受診する。

問合せ:伊勢保健所 健康増進課
【電話】27–5137【FAX】27–5253

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