■03〔and同志社大学〕中学生が大学生からスポーツ指導 設備充実の京田辺キャンパスで汗流す
市は、体育施設が充実している同志社大学京田辺キャンパスで、市立中学校の部活動に所属する生徒を対象に「スポーツコミュニケーション事業」を行っています。同事業は、野球・サッカー・ハンドボール競技を対象に、平成21年以降(コロナ禍除く)毎年行っており、同大学体育会クラブの学生が生徒に技術指導や交流を通じて、スポーツ意識の向上を図っています。これまで700人以上が参加し、生徒は学生から貴重なアドバイスを得たほか、「大学のあるまち」の魅力を肌で感じました。今年度は新たに陸上競技が追加される予定です。
◇〔VOICE〕~参加者の声~
・的確なアドバイスがありがたかった。
・広いグランドで練習ができて楽しかった。
・食事についてはこれまで考えてなかったけれど、バランス良く食べる必要性を感じた。
・教わったことを打撃に生かしたい。
・今後の練習に生かして、もっと上手になりたい。
■04〔and同志社大学〕小学生が留学生と異文化交流 外国人に必要な防災グッズは?
同志社大学グローバル・コミュニケーション学部の外国人留学生12人が、多文化共生社会の実現を考える授業の一環で、留学生と地域をつなぐ企画を立案。7月3日、薪小学校で51人の児童と一緒に、防災バッグに何を入れるかを考えながら交流しました。留学生の代表者に話を伺いました。
◆〔Interview〕他国への関心の高さを感じました
同志社大学グローバル・コミュニケーション学部3年生 日本語コース留学生 パクジミンさん(出身国…韓国)
「趣味は音楽を聞きながら、散歩することです。」
◇企画したきっかけを教えてください
市内には1千人以上の外国人が住んでいますが、地域住民と関わる機会はほとんどありません。そこで、両者が交流する場を設けることで、外国人は地域に溶け込んで住みやすくなるとともに、地域住民は異文化を学ぶ貴重な機会になるのではと考えました。
また、地震が多く自然災害を身近に感じている日本人に比べ、外国人は防災意識が低いといわれています。そのため、互いの立場・文化・必要とする物などを共有することで、いざという時に協力して円滑に避難できるようになればと企画しました。
◇こどもたちの反応はどうでしたか
私が韓国出身だと伝えたところ、こどもたちは「キムチが好き」や「韓国のお菓子を食べたことがあり、おいしかった」など、韓国に関するさまざまな話をしてくれました。こどもたちの外国人に対する友好的な反応や、他国への関心の高さを感じました。
また、ゲームでは、外国人に必要な防災グッズを真剣に選んでくれました。外国人だから自分たちと違うと考えるのではなく、自分や家族と同じように考えてくれる姿が印象的でした。
◇留学生にとってはどのような経験となりましたか
当初は、こどもたちにとって異文化交流は厳しいのではないかと心配していました。こどもたちに「外国人とコミュニケーションすることは難しくなかった?」と聞くと、予想に反して「なんで難しいの?」という答えが返ってきました。こどもたちは外国人に対して壁を感じておらず、一緒にいる人が外国人かどうかではなく、その人自身を見てくれていると感じました。おかげで互いに気持ちがつながり、一緒に楽しむことができました。
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