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自治体の皆さまへ

躍動する羽根

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北海道鷹栖町

■躍動する羽根
さまざまな分野において活躍する町民や団体を紹介するコーナーのタイトルを新しくしました。
躍動とは「いきいき活動すること」、羽根は「町民一人一人」を表現しています。
「羽根が集まれば大きな翼となり、立派な鷹として大空へ羽ばたく」
翼は「町民」、鷹は「鷹栖町」、町民の皆さんの活躍が大きな力となり、大空を飛ぶ鷹のように、鷹栖町の魅力が広く伝わってほしい、という思いを込めました。

■金属アレルギー作家だからこそ作れるものがある
お肌の弱い方にもアクセサリーを選ぶ楽しみを by riri
上谷理沙(かみたにりさ)さん
6月時点で、100種類以上のデザインと300個以上のアクセサリーを製作している上谷理沙さん。農業と両立しながら、金属アレルギーの人でもおしゃれを楽しめるように、新たなデザインを考え活動しています。

今回は、北野地区在住の農業をしながらアクセサリーを製作している上谷理沙さんをご紹介します。
上谷さんは、令和5年4月から「by riri(バイリリ)」の名でハンドメイドアクセサリーを始めました。
おばあちゃん子だった上谷さんは、母方の祖母が酪農と畑作を、父方の祖母が手芸をしており、その影響で昔から「農業」と「ものづくり」に興味がありました。
ハンドメイドアクセサリーを始めるきっかけを聞くと、中学時代からの友人が言った「アクセサリーを作ってみたら」の一言で挑戦してみようと思ったそうです。
約15年ほど前に検査した結果、10種類の金属アレルギーが判明した上谷さん。「作るなら金属アレルギーの人でも身に着けられるものを作りたい」と思い、自身の経験を生かしながらアレルギーに対応した素材について勉強を始めます。調べていくと、「これなら大丈夫」という素材を見つけるのは難しく、多くの時間を費やしたそうです。勉強し考えた結果は、アレルギーの多様なパターンに対応できるように複数の素材を用意すること。現在、素材となる金属を9種類用意しており、この中からなら、アレルギー持ちの人でも自分に合ったアクセサリーを見つけることができているそうです。
上谷さんには、強いこだわりと思いがありました。「アクセサリーショップを見ても、金属アレルギーに対応している商品は多くはありません。おしゃれをしたくても着けられるものが少なく、デザインも少ないので『選ぶ楽しさ』が減ってしまいます。なので、私が出店するときは必ず50種類以上のアクセサリーを準備しています。中には、親子でお揃いにできるペアアクセサリーやキッズアクセサリーもあります。実際に経験してきた私だからこそ提供できるものがあると思っています」と思いの丈を語ってくれました。
アレルギーに関することやアクセサリーの製作を一から勉強した上谷さんに、大変だったことを聞くと「大変だと思ったことはありません」と驚きの回答でした。「勉強した時間は自分の財産になりますし、この知識が誰かの役に立ち、楽しい時間につながるとうれしいです。全ての経験が私のためになり、その経験を周りの人のために使えたら、すてきですよね」と笑顔で話してくれました。
最後に、これからの目標を聞くと「皆さんがおしゃれを楽しめるように、さらに活動を頑張りたいです。それと、私のアクセサリーを求めて鷹栖町に足を運んでくれたお客さんに、鷹栖町の魅力が伝わるよう工夫したいです」とまっすぐな瞳で語ってくれました。
アクセサリーについてのお問い合わせは、本紙掲載のQRコードからメッセージを送信してください。

▽告知
12月8日(日)にふらっと(鷹栖地区住民センター)にて「鷹栖町の魅力」を発信するイベントを開催し「by riri」も参加します。

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