輝いてます ひと

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指ヨガ講師　植村　由記(うえむら　ゆき)さん

■指ヨガで手軽に健康に
手は人体の縮図という東洋医学の考え方をベースに、体の部位と相応するツボを刺激したり、手や指をもみほぐしたりして心と体を整える指ヨガ。ヨガの呼吸法と手だけを使うため、手軽にできる健康法として人気です。そんな指ヨガを公民館などで伝えているのが植村由記さん(52歳・中央3丁目)です。
看護師として終末期医療や訪問看護に携わってきた植村さんは、患者さんを支える中で、健康でい続けることのたいせつさを痛感していました。そのときに出合ったのが指ヨガです。5年前、自身の疲れを癒すために指ヨガ考案者の龍村修(たつむらおさむ)先生のヨガ教室に行ったとき、「だれでも・いつでも・どこでも」できる指ヨガを体験。体が軽くなるのを実感し、この感動をたくさんの人に伝えたいと、すぐにインストラクター養成講座を受けて、講師の資格を取得しました。
植村さんはこれまで、講師の経験がなく、不安もありましたが、一人でも多くの人を楽にしてあげたいと、勇気を出してわらびネットワークステーションのつながるバンクに登録。すると、公民館から高齢者学級の講師依頼が届きます。みんなに楽しく体験してもらうために、ツボをまとめた資料作りや進行の練習など、入念に準備をして、いざ本番。その明るく穏やかな人柄と一人ひとりに目線を合わせる丁寧な教え方が参加者のツボを押さえ、質問が次々と飛び出すほどの大盛況に。それが評判となり、活動の場が増えていきました。
今年度も西・北町公民館の高齢者学級(本紙お知らせ版9・10ページ)で講師を務める植村さん。「皆さんが健康でいるための力になれたらうれしいですね」とにっこり。これからもまちの小さな講座から地域に健康の輪を広げていきます。