■人と猫が一緒に暮らすことができるように
猫をはじめ、ペットは人生を共にするかけがえのない存在であり、大切な家族の一員となっています。一方で、飼い主の飼育放棄や間違った飼育に起因する猫の糞尿や鳴き声等に悩んでいる人も増えています。飼育放棄された猫は繁殖を繰り返し、殺処分となる場合(令和4年度大分県の猫の殺処分頭数は457頭)もあります。
人と猫が、どちらも住みやすい環境にできるように、一緒に考えていきましょう。
■猫の適正飼育
(1)最後まで責任を持ちましょう
飼い主には、ペットを飼い始めた日から、終生飼養(その命を終えるまで適切に飼養すること)の責任があります。
(2)猫は室内で飼いましょう
猫は感染症予防や交通事故の危険性等から室内で飼うことが推奨されています。猫にとって過ごしやすい環境を整えましょう。
(3)不妊・去勢手術をしましょう
メス猫は生後4~12か月で繁殖できるようになり、年に2~4回出産します。1回の出産で4~8頭の子猫を産むため、非常に繁殖サイクルが早く、あっという間に繁殖してしまいます。望まない命を生み出さないためには、不妊・去勢手術が確実です。
■猫を見掛けたときは
▽無責任に餌を与えないこと
餌を与え続けることによって栄養状態の良くなった猫は妊娠・出産をしやすくなり、猫を増やすことにつながります。
餌を与えたいと思う優しい気持ちは、命をつなげるために大切なことですが、猫が近所の畑を荒らしたり、家に侵入したり、車を傷つけたりといった被害がご近所トラブルの原因になることもあります。餌を与えるだけではなく、不妊・去勢手術、排泄物や残飯の清掃を行うなど、責任を持った行動をしましょう。
▽猫が苦手な人は
猫を寄せ付けないように家の玄関や猫が休息する場所に忌避剤(きひざい)を撒くなどの対策をしてください。動物虐待行為は絶対にしないようにしましょう。
▽地域猫活動をご理解ください
地域猫とは、不妊・去勢手術を行い、その猫を元の地域に戻して子孫を残さず一代限りの命とする猫のことです。目印に耳カット(さくら耳)を行っています。地域猫は繁殖することはありませんので、見掛けたときは見守ってください。
■不妊・去勢手術をしないまま餌を与え続けると…
一覧については本紙をご参照ください
問合せ:環境課企画推進係
【電話】22-8357(市役所2階)
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