▽人と人の関わりの中で育てていく
髙橋:ありがとうございます。18歳で夢を持っている人の割合は、アメリカでは93・7%、日本では60・1%でした。
次に、小学生の「なりたい職業ランキング」(図2)では、男子は、日本の1位がユーチューバー、アメリカでは医師です。女子は、日本の1位が芸能人、アメリカでは医師です。
夢を実現するには、例えば、学力、外国語能力、コミュニケーション力など、乗り越えなければならないことがたくさんあります。
では、次の質問です。『今、あなたの学校または地域で子どもたちが夢をかなえようとする時、どのような問題がありますか。そして解決するためにどうやって今取り組んでいますか。』
ジャクリン:私の地域では生徒全員が標準試験を受けます。大切なことは、標準試験のデータをどのように生かすかということです。
授業で様々な成績の子どもたちを、どのようにしてスキルアップさせるか。それぞれの生徒のレベルに合った授業を進める必要があります。
當舍:「幸せになるために」、「夢を持つ」ということについて、私のグループ2では、家庭の経済状況が子どもたちの幸せや夢にすごく関係するということを話し合いました。
学校は、そのような家庭の環境に左右されないような場所でなければなりません。学校の中で何ができるかというと、やはり「コミュニケーションしていこうという意欲をつけてあげるということが大事です。」
キンバリーさんからは、「Student Voice/生徒の声」という取り組みの中で、カリキュラムやルールを作るときには、子どもの声を必ず聞いて施策に反映していると伺いました。
デレクさんとは、SNSやソーシャルメディアが発達しているけれど、高度な技術からコミュニケーション力が付かないと育ちにくい子が出てしまう。やはり何よりも人と人の関わりの中で子どもたちを育てていくことが大切という話をしました。
《図2》2022 小学生のなりたい職業ランキング
出典:ソニー生命保険株式会社
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