■持続可能な未来へ
令和5年度は、市制施行60周年という節目の年を迎え、この先のまちづくりへの思いを新たにするとともに、健全財政を堅持しつつ、直面する喫緊の課題を解決する施策を全力で進め、持続可能な未来へ向けたさまざまな施策を着実に進めた1年でした。
主な事業として、物価高騰対策としては、額面1万円、プレミアム率100%の「プレミアム付商品券事業」や、子ども1人当たり1万円を支給する「子育て世帯物価高騰対策応援金給付事業」などを実施しました。
また、市民の皆さんに多大なる不安や心配をおかけしている水道水の有機フッ素化合物の対策として、活性炭による浄化システムを導入し、その濃度を安定的に暫定目標値以下に低減することができています。
その他、大規模事業としては、新庁舎が全面オープンを迎えたほか、「新特別支援学校整備事業」や「新総合体育館・総合運動防災公園整備事業」も着実に進めました(令和5年度の主な事業は下記参照)。
■令和5年度決算(一般会計)
一般会計とは、福祉や教育、都市基盤の整備など、市の基本的な事業を行う会計です。令和5年度の歳入は、664億5514万円、歳出は627億7065万円でした。その内訳は下記のとおりです。
自主財源とは、市税のように市が自ら決定し収入しうる財源です。
依存財源とは、補助金や地方交付税や市債のように、国や県の基準に基づき交付される財源です。
次のページでは、特別会計、企業会計、基金、市債などをお知らせします。
■令和5年度に実施した主な事業
◇「くらし」を守る
・保護者等のための保育所ICT化事業
保育の質を高めるとともに保護者の利便性を向上させるため、ICTを活用し、保育所の効率化を図りました。
◇「誰一人」取り残さない
・ひとり親家庭等支援事業
ひとり親家庭などの各種相談、経済的負担の軽減や自立に向けた支援などを行いました。
◇「災害」に備える
・新庁舎建設事業(写真)
ユニバーサルデザインや環境にも配慮した新庁舎が令和5年11月に全面オープンしました。
・新総合体育館・総合運動防災公園整備事業
◇「不安」に寄り添う
・おくやみコーナー設置事業
・救急安心センター事業(#7119)
救急車を呼ぶべきか相談することができる電話サービスを導入しました。
◇「まち」を支える
・都市再生整備事業
新那加駅と蘇原駅の駅前広場を整備しました。
・ふれあいバス停留所乗降環境整備事業
◇「人」を育む
・夢チャレンジ事業
児童生徒が夢に向かって歩き始めるきっかけづくりのため、さまざまな分野で活躍する講師による講話などのキャリア教育を実施しました。
・各務原ものづくり見学事業
・新特別支援学校整備事業
◇喫緊の課題
・プレミアム付商品券事業
・子育て世帯物価高騰対策応援金給付事業
子育て世帯の経済的負担を軽減するため、18歳までの子どもを養育する世帯に対し、子ども1人当たり1万円を支給しました。
・水質改善対策事業
水道水中の有機フッ素化合物の濃度を低減させるため、活性炭による浄化システム導入しました。
詳細:財政課
【電話】058-383-1132
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