平成16年11月1日に各務原市と川島町が合併して、今年で20年。この20年の各務原市・川島地区について、浅野市長と木村徹之・川島自治会連合会長に語っていただきました。
■変化してきた20年
木村会長:合併当時は会社勤めをしていて、正直なところ、「合併するんだな」くらいの気持ちでした。しかし、自治会連合会長をしていると、当時の議員さんや市職員、町職員、自治会関係者の労力は相当だっただろうなと想像します。
市長:合併は、私が市議会議員になって4年目の時でした。
20年を振り返って、一番大きな出来事は「各務原大橋」。これによって、市役所からも10分足らずで川島地区へ行けるようになり、本当に近く感じられます。
そして「河跡湖」。うっそうとしていた河跡湖をなんとかするため、合併後に整備が進められました。公園の南にある保育園の園児や先生がよく訪れるそうで、「いろいろな自然の発見があります」という声を聞き、うれしいですね。
また、私が市長に就任以降で印象深いことは、川島市民サービスセンター・西部方面消防署川島分署庁舎の新築移転ですね。それ以前は、旧川島町役場を利用していましたが、耐震性の問題などの課題を抱えていました。地域の皆さまからも早急な耐震化の要望をいただいていたので、慣れ親しんだ役場の近くに新しい庁舎を整備しました。併せて、新しい消防団車庫の整備や、県により川島駐在所の新築移転も行われました。川島地区の中心部に、市民サービスと総合的な安全・安心拠点を整備することができ、とても感慨深かったです。
■若い力がみなぎるまち
市長:今年は、かわしま燦々夏まつりのメインイベントの一つ、川まつりが復活。コロナ禍においてできなかった自治会行事などが、川島ではほとんど復活し、成功しています。木村さんを筆頭に若い世代まで、熱意を持った方がたくさんいらっしゃることが川島の強みですね。
木村会長:5年間やっていなかったものを、よくできたなと思っています。これを見事やり遂げたのは、若い世代の力が大きい。本当によくがんばってくれました。これからも安心だと感じています。
■しあわせを実感するまちへ
市長:これからの川島というと、大きなところでは、まず川島大橋の早期完成ですね。
木村会長:あの橋がないことで渋滞もひどく、早く何とかしてほしいと思っています。けれども、すぐに作っていただけた歩行者専用の仮橋から西を望んだ風景が、本当に美しい。今しか見ることができない川島の景色で、地元住民しか知らないおすすめのスポットです。
市長:各務原大橋から見る夕日が日本一という話もありますが、今だけ、という景色も魅力的ですね。
交通面では、駅がない川島の移動ニーズに応えるため、10月からチョイソコの運行が川島地区でも始まりました。川島エリア内だけでなく、笠松町と岐阜市の一部で運行するチョイソコに乗り継ぐこともできます。
木村会長:川島は、市内はもちろん、笠松町や愛知県にも行きやすい。通院や買い物で市外に出かける人も多いんですよね。
市長:やっぱり、一歩でも外に出るきっかけを作っていかないと、人もまちも、だんだん寂しくなっていってしまいますので。
市内で唯一、人口が増え続けている地区が、川島。しあわせを実感するまちであるために、市民の皆さまの安全・安心で快適な生活を守ることが大切です。今後も、川島の重要な道路である市道川1号線に歩道を整備して安全を確保するなど、快適な暮らしのために取り組んでいきます。
詳細:企画政策課
【電話】058-383-4959
<この記事についてアンケートにご協力ください。>