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軽米の輝き人 vol.37

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岩手県軽米町

■仲間とともに挑戦し続ける
翔腕道場
橋場照規
HASHIBA TOSHINORI

一瞬で勝敗が決まることから"世界最速の格闘技"と称されるアームレスリング。翔腕(しょうわん)道場の代表を務める橋場照規(としのり)さんは選手、指導者であり、レフリーとしても活躍する。自宅に隣接の道場には、町内外から剛腕自慢が訪れ、夜遅くまで練習に励み腕と技を磨く。
小さい頃から腕相撲で力比べをするのが好きだった橋場さん。高校の文化祭で腕相撲大会を企画したとき、当時高校の用務員だった田畑昭道(あきみち)さんが岩手県アームレスリング連盟の会長で、アームレスリングの競技台を貸してもらったのがきっかけとなった。田畑会長の家で練習を重ね、社会人になって初めて大会に挑んだ。思うような結果を出せず落胆したが、努力し続け3年後には岩手県大会、5年後には東日本大会を制し、全国大会出場を果たした。
橋場さんの活躍は選手としてだけではない。今年4月には全国大会の審判ができる1級レフリー資格を取得した。「大会はたくさんの人の協力があって成り立っている。資格を活かして各地で開催される大会にレフリーとして協力していきたい」と多方面から盛り上げている。
翔腕道場に所属する選手は年々増えていき、現在は24人となった。10代から50代まで幅広く、年下の選手も多くなってきた。マスターズ大会出場を目指す橋場さんは、「強い選手ばかりで厳しい戦いになると思うが、自分が挑戦することで若い選手に伝えられることがあれば」と練習に汗を流す。自らが挑戦を続けることでアームレスリングの醍醐味を広めていくと誓う。

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