■後世に伝えたい匠の技術
気仙町今泉地区に復旧中の旧吉田家住宅主屋には、気仙大工左官の匠の技術が随所に盛り込まれています。
古い写真を見ながら職人が丁寧に手作業で仕上げた「欄間(らんま)」もその一つです。
江戸時代には仙台藩主が宿泊したという部屋の書院(※)にしつらえた欄間は、魔除けの意味が込められた「麻の葉」文様(もんよう)の組子細工で作られています。
見学の際には、細やかな組子細工にも注目してご覧ください。
※書院…床の間の脇にある出窓のようなしつらえの座敷飾り
問い合わせ先:市教育委員会管理課文化財係
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