ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、1年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。感染すると、発熱、おう吐、下痢、腹痛などの症状がでて、子どもや高齢者は重症化する場合もあります。
また、感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
■ノロウイルスはどうやって感染するの?
感染経路には主に「人からの感染」と「食品からの感染」があります。
(1)人からの感染
・患者の便やおう吐物から人の手などを介して感染
・家庭や施設内などでの飛沫などによる感染
(2)食品からの感染
・感染した人が調理して汚染された食品を食べたことによる感染
・加熱不十分な二枚貝(特にカキやアサリ等)を食べたことによる感染
■ノロウイルスによる感染症の予防は?
・食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
・手洗いの後、使用するタオル等は清潔なものを使用し、共用しないようにしましょう。
・感染者の便、おう吐物には接触しないよう注意し、接触した場合は十分な洗浄と消毒を行いましょう。
・食品(特にカキ、アサリ等の二枚貝)の調理に当たっては、中心部まで十分に加熱しましょう。
・体調が悪いときは、食品を直接扱う作業をしないようにしましょう。
・下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱などの症状があったときは、医療機関を受診し、医師に相談しましょう。
・ノロウイルスに感染すると、症状が治まっても、長期間(2~3週間程度)便中にウイルスを排泄する場合もあります。排便後の手洗い等衛生確保には十分気を付けましょう。
問合せ:健康増進課
【電話】21-6829
<この記事についてアンケートにご協力ください。>