防ごう!こどものベランダや窓からの転落事故
日常生活の中で多く発生するこどもの転落事故。消費者庁が実施した調査では、乳幼児の育児経験がある消費者の約4割が子育て中に転落事故の経験があり、その約3割が医療機関を受診した経験があると回答しています。重大な事故を防ぐために、事前の対策で事故を防止しましょう。
■事例
自宅マンションの1階にあるポストを見に行った約1分の間に、こどもが3階のベランダから転落した。当日は、ベランダへ出る窓は閉めていたが鍵はかけておらず、ベランダの柵の下には台や植木鉢を置いていた。救急要請し、肝臓損傷の疑いで7日間の入院となった。(当事者…3歳)
■ひとことアドバイス
・ベランダや窓のある部屋には、短時間であっても小さなこどもだけにしないようにしましょう。
・こどもは、何でも踏み台にして登れそうなところには登ってしまいます。ベランダの手すりや窓の近くには、こどもの足掛かりになるようなものは置かないことが大切です。特に、エアコンの室外機の置き場所は工夫しましょう。
・勝手に窓を開けないよう、窓や網戸にはこどもの手の届かない位置に補助錠を付けましょう。
・日ごろからベランダや窓からの転落の危険性について、こどもに教えることも大切です。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
お住いの地域の消費生活センターなどをご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
(国民生活センター、消費者庁ウェブサイトの記事を抜粋)
問合せ:消費・生活相談室
【電話】55-5148
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