■[第6回]イノシシの捕獲は、計画的に。
鳥獣対策コンサルタント 株式会社BO-GA 市川 哲生さん
イノシシ被害は、山にいるたくさんのイノシシ全てが関与しているのではなく、一部の個体が繰り返し悪さをして発生します。山の餌だけを食べるイノシシは、1頭当たり数百メートル程度の広さを動き回りますが、里地に繰り返し出没するイノシシの行動圏はどんどん狭くなり、数十メートルまで狭くなるという報告もあります。
数十メートルしか動かないイノシシは、山に帰らず放棄されたやぶなどで眠り、再び田んぼなどに出てくるのです。皆さんが丹精込めて作る農作物は、イノシシにとってあまりにもおいしいのでしょう。厄介なことに、こうしたイノシシが子どもを産むと、その子どもは栄養満点。冬を着実に生き延びます。こうやって悪さをする犯人が里地にあふれている…。だからこそ有害捕獲は母と子を一網打尽にすることが重要なのです。
問合せ:地域営農課 農地利用係
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