7月17日には、上島町身体障害者福祉協議会総会と区長懇談会に出席しました。区長懇談会では、町からの報告に加え、「倒壊危険家屋の問題」「保育所・小学校の統合」「災害時の避難・要支援者対策」などの各地区の身近な要望・質問があげられ、情報共有と活発な意見交換をすることができました。
7月24日には、自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村の会四国ブロック会議を上島町で開催しました。
四国4県の23市町の首長や担当者(参加者48名)の参加の元、協議の議事進行を私が務めさせていただき、国への交通ルール啓発強化の要望を取りまとめました。またシェアサイクルの普及、デジタル技術の活用など、市町の課題について意見交換を行いました。
7月25日には、松山市において愛媛県漁港漁場協会による理事会および総会が開催されました。総会には、水産庁漁港漁場整備部防災漁村課水産施設災害対策室長をはじめとする漁港漁場関係団体の方々がご来賓として出席され、水産庁の高原室長からは「海業」について、ご講演いただきました。
「海業」とは、海や漁村に関する地域資源の価値や魅力を活用する取組みのことで、水産業だけでなく、地域振興につながる重要な事業として、今後、上島町においても取り組んでいく方針です。
7月27日には、FC今治のホームタウンプロジェクトの一環として、「上島町マッチデー」が今治で、8月18日にも「愛媛FCマッチタウンデー」が松山で開催され、上島町ブースによる観光案内、特産品の販売・飲食ブース、キッチンカーの参加などにより、上島町のアピールに努めてまいりました。
7月30日には、海事産業の未来を共創する全国市区町村長の会に出席し、「人材確保・育成の取組みの推進」など3項目の要望を、国土交通省の石橋政務官や宮武海事局長をはじめ自由民主党および公明党の衆参国会議員に行いました。
また、各市町の特産品をPRする機会があり、上島町で最近売り出した新商品のアピールも行ってきました。
8月3日にはふるさと夜市に参加し、沖縄をはじめ全国各地から里帰りした懐かしい顔に出会えることができました。上島町全ての島々からの参加や、若者たちの浴衣姿や先輩方の明るい笑顔に、幸せな気分に包まれました。
8月6日に開催された尾三圏域地域医療構想調整会議において、因島医師会病院と因島総合病院(日立造船健康保険組合)から再編統合に関する対応方針に合意が得られたため、令和8年4月1日の統合に向けて両病院で準備を進めて行く事が公表されました。
私は、尾道市島嶼部および上島町地域が活用し、同様な機能を担っている双方の病院が、今後の運営を考える中で統合の判断をなされたことは、地域医療を守るため慎重な議論を重ねられた結果であり、その判断を尊重しなければならないと考えています。
今後は、因島医師会病院と因島総合病院の2つの医療機関の統合により、因島地域の住民をはじめ、島嶼部に住む方々にとって、安心して暮らしていくことのできる医療提供体制の維持につながるよう、連携していきたいと考えています。
なお、この構想については7月18日に広島県と病院側から上島町に事前説明があり、8月1日に上島町議会議長・副議長に報告、8月7日に病院側が作成した説明書を議員の皆さまに配布しております。これは尾道側の工程に合わせて実施したものであり、8月26日には広島県による上島町地区長への説明が行われ、今後の住民説明方法についても、尾道側と歩調を合わせながら進めてまいります。
8月23日には、「災害時における情報交換及び支援に関する協定」を結ぶ四国地方整備局松山港湾・空港整備事務所と共同で「『命のみなとネットワーク』海上輸送訓練」を県内では初めて実施しました。その内容は、南海トラフ地震により、上島町内で断水が発生した想定のもと、整備局が保有する港湾業務艇『くるしま』が魚島と弓削島に飲用水を運搬し、さらに、救急艇『かみじま』が合同で、魚島からの避難者を弓削島まで運ぶ、大規模災害を想定した訓練です。
魚島では地区住民協力のもと、バケツリレー方式で飲用水の荷揚げを行い、その後、弓削島まで被災者の輸送を行いました。また、弓削港物揚場では、海洋環境整備船『いしづち』が来航し、飲用水の運搬訓練と、一般公開を行いました。
大規模災害が発生した際は、関係機関との迅速で強固な連携が、被害軽減における重要な要素のひとつとなります。上島町では今後も訓練を通じて関係機関との連携を深めてまいります。
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