■現在の「道の駅」第3ステージとは!
◆道の駅コンセプトの変遷
「道の駅」は、「道路にも鉄道の駅のようにトイレがある駅があってものいいのではないか」ということで、1993年に制度が発足し、発足当初の「第1ステージは」道路利用者の休憩の場として。その後、第2ステージ」の観光の目的地として。そして現在、あらゆる多様な世代が集まる地方創生拠点の「第3ステージ」へと変遷し、発足から進化し続けています。
◇第1ステージ(1993年〜)
・道路利用者のサービスの提供の場
「道の駅」は、「通過する道路利用者のサービス提供の場」として、道路利用者への安全で快適な道路交通情報を提供することと、地域振興に寄与することを目的とし、道路利用者が安心して休憩できる場を提供。
◇第2ステージ(2013年~)
・観光の目的地
「道の駅」制度発足から20年で1005駅となり、この時点を1つの区切りとして、地域の創意工夫により、『道の駅自体が観光の目的地や地域の拠点に発展』する施設として位置付けられました。
◇第3ステージ(2020~25年)
・地方創生の拠点・ネットワーク化・インバウンド
各「道の駅」における自由な発想と地元の熱意の元で、観光や防災など更なる地方創生に向けた取り組みを、官民の力を合わせて加速します。更に、「道の駅」同士や民間企業、道路関係団体等とのつながりを面的に広げることによって、元気に稼ぐ地域経営の拠点として力を高めるとともに、新たな魅力をもつ地域づくりに貢献します。
※全国道の駅1209箇所登録(R5年8月現在)
新たな機能:
・新たなインバウンド観光拠点
・防災拠点
・あらゆる世代が活躍する地域センター 等
◇「道の駅」が活力を呼び、雇用を創出、地域の好循環へ
・地域外から活力を呼ぶゲートウェイ型
インバウンド観光「道の駅」:外国人案内所、免税店、無料公衆無線LAN、EV充電設備、海外対応ATM 等
観光総合窓口「道の駅」:地域全体の観光案内、宿泊予約窓口 等
地方移住等促進「道の駅」:地方移住のワンストップ窓口、ふるさと納税の情報提供 等
・地域の元気を創る地域センター型
産業振興「道の駅」:地方特産品のブランド化、6次産業化 等
地域福祉「道の駅」:診療所、役場機能、高齢者住宅 等
防災「道の駅」:広域支援の後方支援拠点、防災教育 等
◆国の主な支援メニュー(※交付金事業にかかる国の補助割合)
※総事業費を10とした場合、負担割合は国5、起債4、町負担1となります。
(活用する補助金により、町の負担割合が変わる場合があります。)
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