4月4日には愛媛県庁や関係機関を、10日には四国高松の整備局や運輸局、財務局などへ、16日からは東京において各省庁や国会議員へ、延べ170箇所(県関係71箇所、四国関係31箇所、国関係68箇所)へ新年度の挨拶回りを兼ねて情報収集や要望活動を行いました。
特に国土交通省離島振興課へは、今年度から初めて上島町職員を派遣していますので、国のために働いていただくと共に、本人が離島振興への知識を習得し、上島町のためにもスキルアップしてくれることを期待しています。
また、国土交通省関連では、私に対し離島振興に関する重要事項について調査審議を行う大臣の諮問機関である「国土審議会離島振興対策分科会特別委員」に就任依頼がありました。5月27日より務めることになりましたので、全国の離島はもとより、上島町の現状や課題を伝えるよい機会とし活動してまいります。
4月5日には弓削高校「ゆめしま寮」の入寮式を執り行い、新たに全国から新1年生12名、先輩2年生3名の離島留学生をお迎えすることができました。新1年生の定員を10名程度と絞ったため、入寮できない生徒さんが出てしまいましたが、それでも弓削高校を目指した新1年生3名は、上島町内のアパートや下宿を借りて弓削高校に通ってくれています。
もちろん、上島町としてはその子ども達にも「ゆめしま寮」で食事が摂れるようにしており、日常も交流が図れるよう対応しています。
「ゆめしま寮」の建物自体も、木造で温かみのある理想的な施設になりましたが、寮内に溢れる生徒の皆さんの希望に満ちた顔や明るい笑い声に、この施設の高い価値観をあらためて認識し、この建物に命が宿ったことを感じました。
当日はお忙しい中、校長先生や教頭先生の出席がありましたが、それ以上に感動したのは、休日にも関わらずほとんどの先生が立ち会ってくれたことです。
私はこの先生方になら、安心して子ども達をお任せすることができることを確信しました。
4月7日、前日は雨で心配していましたが、「いわぎ桜まつり」が快晴の元に開催されました。実行委員会や役場スタッフが前日はもとより、当日の早朝6時から準備に取り組み、多くのお客様を楽しませてくれたことに、この場をお借りして心から感謝いたします。
4月19日にはマツダスタジアムにおいて「広島対巨人戦」が開催され、昨年に引き続いて上島町も観光PRと物産販売を目的に参加させていただきました。
昨年も、広島東洋カープオーナーが上島町ブースにおいて、たくさんのお買い物をしていただいたと聞いておりましたが、今回も驚くほどのお買い上げをいただき、上島町を代表して感謝の言葉をお伝えすることができました。
もちろん、上島町の特産品は昨年同様、マツダスタジアムのお客様に好評で行列が途切れることなく、5回までに全商品が売り切れました。次回試合への参加は7月14日(日)になっていますので、時間が許される町民の皆さまはぜひマツダスタジアムまで足を運んでください。
5月1日、町の移住定住促進ポータルサイト「かみじまライフ」の新たな取り組みとして、地元の求人情報をまとめた特設ページを立ち上げました。これは移住相談を受ける中で、町内の求人情報が少なく、お伝えすることができなかったことから、各事業所などのさまざまな求人要望を掘り起こし、移住定住希望者に伝える体制を整えたもので、上島町へのさらなる移住者の増加につなげていきたいと考えています。
5月11日、いきなスポレクにおいて、マンダリンパイレーツ公式戦が開催され、いわぎブルーレモンや、ゆめしまベースボールクラブの子ども達の参加、弓削高校起業部による「ジビエバーガー」の出店および、地元事業者の出店があり、目的であるスポーツ振興や地域活性化を図る取り組みができました。
5月26日には上島町総合防災訓練を実施しました。住民避難訓練では、住民の皆さんの安否確認を確実に行うことで、無事を迅速に確認できる体制づくりを地区に取り組んでいただきました。通信系の訓練としては、緊急避難場所、災対本部、松山港湾・空港整備事務所、東予地方局と今治支局を「Zoom中継」で結び、現地の状況を把握した上でのリエゾン派遣要請や応援要請等の訓練を行いました。
さらに、自治体向けコミュニケーションツールの「LoGoチャット」で現場の状況を動画やデータのやり取りで職員間、災対本部、東予地方局と今治支局とで行い、リアルタイムに確認、一斉指示ができる体制を確立しました。
また、新たな取り組みとして、災害時通信対策用にスターリンクという衛星を使用して通信訓練を行いました。
その結果、停電、光ケーブルの断線や基地局のアンテナ倒壊等により既存の通信手段が途絶した際の安定した回線として非常に有効だということが検証できました。
さらに避難訓練と同時に、自衛隊松山駐屯地による炊き出し、日本赤十字社の防災講演と足湯体験や地域防災マネージャー講話など、関係機関の協力により多くの自主訓練が各地区で開催されました。
上島町としては、毎年行う防災訓練で現状の確認を行い、マンネリ化しないよう新たな取り組みを実施することで、防災意識の向上や自主防災組織の育成を図り、自衛隊や県など関係機関との連携をさらに深めることで、災害に備えてまいります。
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