■3つのチャレンジ
2月20日(火)から開催された「令和6年第2回半田市議会定例会」の冒頭において、久世市長が示した施政方針の概要を紹介します。
◎施政方針全文
※詳細は広報紙2ページのQRコードをご覧ください。
はじめに、令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、大切な方を亡くされた方々、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。能登半島地震については、知多半島に位置する本市にとって、学ぶことが多い災害となり得ます。得られる教訓を活かし、南海トラフ地震等で被災した際に、速やかに災害対応を開始できるよう体制の強化充実に努め、大規模自然災害に備えてまいります。
令和6年度の市政運営上の課題と方針のうち、特に私が市民のみなさまとともに挑んでまいりたい新たなチャレンジについて申し上げます。
半田市長 久世孝宏
◇Challenge1 はたらく親を応援するまち
子育て世代のみなさまが安心して働き続けられる環境を整えることが、人口減少問題への対策となり、半田市の未来を支えることにつながります。日々の暮らしのなかで感じる教育・子育てへの想いを大切にしながら、全力でチャレンジしてまいります。
《保育園等登園準備負担軽減事業》
公立保育園等にて、お昼寝ふとんや食事用エプロン等を用意し、登園時の荷物を軽減
《子育て支援センター事業》
子育て支援センター(クラシティ)での乳幼児の一時預かりの受入枠を拡充
《多子世帯の保育料無償化》
3歳未満の2人目以降のお子さんの保育料を無償化
《施設整備》
質の高い教育・保育と快適な施設環境を提供するため、協和保育園と成岩幼稚園を統合し、新たな認定こども園を建設
《小学校児童放課後等居場所づくり事業》
横川小学校・亀崎小学校で校内に放課後児童クラブ、児童センター、放課後子ども教室の3つの機能を集約した子どもの居場所開設に向けた準備
◇Challenge2 まちの顔・中心市街地エリアの魅力を高める仕組みづくり
名鉄知多半田駅から半田運河に至る中心市街地エリアの価値を高め、活発な民間投資など好循環を目指すとともに、「コンパクト・プラス・ネットワーク」の考え方によるまちづくりを進めてまいります。市民、事業者、関わる全てのみなさまと、多くのアイディアや夢が詰まったビジョンを共有しながら、中心市街地エリアの魅力と活力の創出に全力でチャレンジしてまいります。
《中心市街地活性化事業》
・中心市街地活性化に向けた基本計画策定
・中心市街地活性化協議会の設立
・市民、事業者、学生等の交流、起業・創業を促進する『半田市創造・連携・実践センター』の開設
・中心市街地活性化の仕組みや仕掛けづくり
◇Challenge3 次代の産業を担う人材育成・6次産業化農業者支援
事業者の元気がまちの元気につながります。産業人材の育成や次世代の担い手の確保が重要であり、柔軟な思考を持った経営者や地元企業に愛着を持つ若者が増えるよう全力でチャレンジしてまいります。
《未来志向の勉強会》
「柔軟な思考」を持った経営者の育成、事業者同士のネットワークを強化
《高校生×地元企業企業 PR事業》
地元企業の魅力や価値を若い世代に伝え、次世代の担い手の確保
《6次産業化農業者支援プロジェクト事業》
『知多半島農業マルシェにこもぐ』や『〇〇と語り合う会』を開催するなど、農家と消費者、他業種との交流を促す農家プラットフォームの創出農家の販売力やPR力の向上をめざしたECサイトの活用支援など
■主な大型プロジェクト
◇まちづくり
JR武豊線の高架化に併せて、JR半田駅前で土地区画整理事業を実施し、東西交通の円滑化を図り、市街地の一体的なまちづくりを推進します。
・JR武豊線連続立体交差化事業(令和9年度事業完了予定)
・JR半田駅前土地区画整理事業(令和9年度工事完了予定)
・高架下空間の活用検討
◇医療
知多半島医療圏の中核となる新病院を半田ぴよログスポーツパーク(半田運動公園)の東側に令和7年4月に開院する予定です。
・新病院建設事業
・新病院アクセス道路改良事業
道路拡幅や知多横断道路の緊急退出路設置
・定時定路線バスの整備・タクシー制度の新設
◇教育・福祉
・みなと公園の隣に新学校給食センターの建設(令和6年9月供用開始予定)
・新総合体育館の建設に向けた構想策定
・成岩小学校敷地内への地域住民の交流施設建設に係る設計
・瀧上工業雁宿ホール(半田市福祉文化会館)の大規模改修に向けた計画策定
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