■工事・開発を行う前に遺跡の照会をお願いします
南魚沼市内には600カ所以上の「周知の埋蔵文化財包蔵地(以下、遺跡)」が確認されています。遺跡は土地に残された祖先の活動の痕跡で、郷土の歴史を伝える貴重なものであり地域共有の財産です。
ただ、遺跡の多くは地中に埋まっているため、残存する状態や範囲などが不明なことが多く、工事や開発行為により失われたり壊れてしまったりする恐れがあります。遺跡は一度消失すると二度と取り戻せなくなります。
そのため、工事や開発行為などを行う際には遺跡に該当しないかどうか事前に確認をお願いしています。遺跡に該当したり隣接したりする場合には、開発前に試掘調査などの発掘調査を実施し、遺跡の保護に努めています。
これまで圃場整備などの開発に伴い実施された発掘調査では縄文・弥生時代・古代の遺跡、遺物などが見つかっており、当時の様相の一端が明らかになりました。
地域の貴重な文化財の保護のために工事・開発前の遺跡の照会についてご理解とご協力をお願いします。
問合せ:社会教育課文化振興係
【電話】773・3756
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