ヒートショックは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化により血圧が上下に大きく変動することなどが原因で起こります。
気温が下がる冬場に多く見られ、12月から2月の間に年間の約半数が発生し、失神や不整脈のほか、死に至ることもあります。入浴中の事故死は、年間約19,000人と推計され、家庭の浴槽での溺死者の約9割が65歳以上の高齢者です。
◆発症しないためのポイント
・入浴前に脱衣所や浴室を温める
・お風呂の温度は41度以下、湯につかる時間は10分以内
・浴槽から急に立ち上がらない
・アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控える
・入浴前に同居者に一声掛けて、見回ってもらう
◆ヒートショックの影響を受けやすい人
・65歳以上の高齢者
・高血圧、糖尿病、脂質異常の人
・不整脈がある人
・飲酒後に入浴する人
・熱いお風呂が好きな人
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