■パリ2024オリンピック・パラリンピックの開幕に寄せて
東京2020オリンピック・パラリンピックから3年がたちます。当時は新型コロナウイルスが世界中にまん延し、予定されていた2020年から1年遅れての開催でした。日常生活にさまざまな制約が課されていた時期です。
そうした中、ようやく開催された開会式では、国民の生活を維持するために働き続けたエッセンシャルワーカーの皆さんが、オリンピック旗を手に入場行進をしました。誰もが感謝の思いを胸にこのシーンを見守ったことでしょう。東京大会は新たな歴史の1ページを刻むとともに、人々の記憶にいつまでも残る大会となりました。
近代オリンピックの生みの親、フランスのクーベルタン男爵は、「オリンピックは参加することに意義がある」と言いました。その真意は、「人生において大切なことは成功することではなく努力することである」ということです。まもなく開催されるパリ2024大会には、江戸川区ゆかりのアスリートが数多く出場します。私たちのうかがい知れない努力によって出場を果たした皆さんです。「友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、人類の平和と発展にスポーツを役立てる」というオリンピックの理念を胸にベストを尽くしてほしいと思います。そして、出場する選手たちを、みんなで応援しましょう!
江戸川区長 斉藤 猛
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