■地震に備えて~家屋の倒壊を防ぐ、火災を減らす~
先頃、南海トラフ地震の想定震源域で大規模な地震が発生しました。能登半島地震の復興が進められる中での被害です。地震大国日本において震災への備えは、いつどこにいても怠ることができません。
大地震の被害を最小限に抑えるためには、家屋の倒壊を防ぐこと、そして火災を減らすことが重要です。区では区民の皆さまのご協力の下、住宅の耐震化を進めてきました。現在、区内の耐震化率は98%、これは都内ナンバーワンの進捗率です。また、通電火災を防ぐ感震ブレーカーの設置率を25%に、初期消火率を60%に高めることで、火災による死者数と焼失棟数を約7割減らすことができるといわれています。区は誰もが使える消火器を4800カ所に設置しており、地域や事業所も含めると区内に2万本以上の消火器が配備されています。そして被害状況をいち早く把握するため、約200基に及ぶ防災用カメラの設置準備も進めています。
ハード面だけではありません。災害時には消防・警察はもとより900名に及ぶ消防団員のお力は計り知れません。また区でも東日本大震災以降、被災地に延べ690名の職員を派遣してきました。その経験は本区で災害が発生した時に必ずや役に立つものです。
区は今後も関係機関と連携を図り、災害対策に全力を尽くしてまいります。
江戸川区長 斉藤 猛
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