◇2100年に向けてどう行動すべきか
区長:今いろいろお話しいただきましたが、これから私たちはどのように行動していけばいいのかというところも、ポイントになってくると思うんですね。
私たちは2100年に向けてどんな行動をした方がいいと思いますか。
渡邊:自然がいっぱいある江戸川区に誇りを持って、いろいろな人に広めていくのがいいと思います。水害の対策についても、家庭で必要な防災グッズなどをしっかり備えておけば、2100年は良い未来になると思います。
区長:そうですね。まず自然を大切にするということ、もう一つは災害も意識しながらしっかり備えましょうということですね。
田澤:私も同じ意見で、みどり豊かな江戸川区のことをSNSなどで広めていけば、もっとたくさんの人が江戸川区について知ることができると思います。それに、区民の皆さんも江戸川区が行っている活動で、まだ知らない部分もあると思うので、SNSなどを生かしていけたらなと思っています。
区長:そうですね。やっぱり知ってもらわないと、やっていないのと同じになってしまうかもしれませんね。今お話があった中で、自然を大切にするという意味で、こんなことをやった方がいいという提案はありますか。
河野:節電ですね。私はたまに使っていない部屋の電気を消し忘れてしまうんですが、最近は消し忘れないよう心がけるようにしています。
区長:私もテレビをつけたまま寝てしまうことがありますが、きちんと消さないといけませんよね。
それから公園なんですが、皆さんはもっとあった方がいいと思いますか。
全員:思います。
区長:公園は災害が起きたときに避難場所にもなりますし、火災が起きたときの延焼遮断帯(注)の役割もあります。今、江戸川区の公園にはマンホールトイレやかまど型ベンチ、防災井戸を作っています。公園が増えるということは災害にも強くなるということだと思いますので、これからも一生懸命作っていきたいと思います。
(注)火災の延焼を防止する役割を担う施設のこと。
臼倉:「ともに生きる」という面で、人だけじゃなくて生き物も大切だと思うんですね。そのために、今からでも簡単にできるごみ拾いを自分からしてみたり、将来自分の子どもにもごみが環境問題に大きく関わるということを伝えたりしたいです。発信していくことが大切だと思います。
区長:それはとても大事な視点で、ごみを意識することは、地球を守ることにもつながっているんですよね。
古川:食品ロスを減らすことも大事だと思います。私は食べることが好きなので、もったいないなってすごく感じるんですよ。残った食べ物を燃やしたりするじゃないですか。それで地球温暖化も進んでしまうと思うので、残った食品を肥料に変えたりとか、そういうこともできるのかなと思いました。
区長:一部の学校では給食で残った食べ物を肥料にする取り組みを行っています。このようにリサイクルを進めていくことは大事な視点だと思います。
それでは、未来から今に話を移して、皆さんが今、一生懸命取り組んでいることをぜひ教えてください。
汲田:私は生徒会本部に所属しています。この前学校で、清掃ボランティアの活動を行ったんですが、生徒会本部が主体となって準備などを行うので、そういった活動を頑張っています。
間山:私も落ち葉拾いプロジェクトという、朝学校に来て落ち葉を拾う活動をしたんですが、地域を良くしていこうという姿勢を、後輩や小学生のみんなに見せたり、伝えていったりすることで、これからの江戸川区が良くなっていくんじゃないかなって思います。
ロー:私はバレー部なんですが、コート内での一つ一つのポジションが大事になってくるので、その練習などを頑張っています。仲間との声かけや話し合いなども大事にしています。
区長:ありがとうございます。皆さんのこれからの活躍を期待しています。
本日はさまざまなお話を聞かせていただきました。ぜひこれからも、皆さんと一緒に夢と希望のある江戸川区を作っていければと思っていますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
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