■上篠崎自治会 大貫圭介(おおぬきけいすけ)さん
○「防災」を楽しみながら学んでほしい
12月上旬、上篠崎自治会などが主催する「防災フェスタ」が篠崎第二小学校で開催されました。この日、「上篠崎スタンダード」副代表の大貫圭介さんは、仲間と共に準備や他団体との調整で会場内を走り回っていました。
大貫さんらが所属する上篠崎スタンダードは同自治会の青年部に当たる組織で、その独特な団体名の由来は、青年部の防災体制の名称からきているのだとか。「現在の代表がボランティアで地震の被災地を訪問した際に、現地で見た避難所の運営体制などに課題を感じたそうです。それを踏まえ、自分たちの住むまちで災害が起きた時にもきちんと対応できるように、青年部が中心となって災害時の役割や体制を整備しました。この体制を『上篠崎スタンダード』と名付け、それがそのまま青年部の名称になったんです」
上篠崎スタンダードは地域の防災活動はもちろん、防犯やおまつりの分野で同自治会の活動を支えています。
防災フェスタは今回で3回目。最初は備蓄倉庫の確認や防災ビデオの上映など、小規模なものから始まったそうですが、今回は多くの体験コーナーが設けられていました。
「地域の皆さんにもっと興味を持ってもらえるようにという考えがありました。前回までは“避難所運営訓練”という少しかしこまったイベント名でしたが、今回は防災“フェスタ”に変えたんです。おまつりのように楽しめる要素を入れて、多くの方が防災訓練に気軽に参加してもらえたらという思いからです」
大貫さんが言うように、はしご車の搭乗体験や起震車での地震体験、防災クイズなど、楽しみながら学び、体験できるコーナーが用意され、会場は活気であふれていました。
○出会い、つながることが原動力
上篠崎スタンダードのメンバーは、40~60代の働き世代が中心だそうです。「私も普段は仕事をしていますし、他のメンバーもほとんどが会社勤めです。やれることをやれる範囲でやるという形でないと、仕事と自治会活動は両立できない。そこはお互いさまですよ」と笑顔で話す大貫さん。仕事以外に自治会活動にも熱心に取り組む理由も次のように教えてくれました。「大人になると人付き合いって限られがちだと思います。でも自治会活動に携わると仲間が増えます。そして、自治会活動に携わっている人は前向きで熱い思いを持っている人が多いんです。そういう人と出会い、一緒になって地域の課題に取り組んでいくというのが面白いですし、それが何よりの原動力です」
町会・自治会活動で生まれる“人とのつながり”は、普段の生活だけでなく、災害の際にも助け合いの力になります。
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