■どんな会社でも通用する一人の社会人になっていただきたいです
AKKODiSビジネスサポート株式会社
ワークサポート2課課長・ジョブコーチ
荻野恵子さん
ジョブコーチは全員で7人。日々、業務を自立して遂行できるように指導しています。繰り返し業務を行うことで習熟を目指し、新しい業務はジョブコーチが業務の工程分析を行い、社員に合わせた指導を行います。分からなくなった場合はジョブコーチが介入し、どこでつまずいているのかを確認し、再度分かるまで根気よく行います。自分で業務を覚えるように行い、成長につなげていけるように指導を心掛けています。
富田さんには、これからも会社や働くことが大好きという気持ちを持ち続けて成長してほしいと思いますが、弊社が最終ゴールだとは思っていません。どんな会社でも通用するような一人の社会人として成長し、自立できるよう、課題に一つ一つ向き合って頑張ってもらいたいです。
◇ジョブコーチとは
厚生労働省が平成14年に導入した、障害者の就労を支援する専門家
◇AKKODiSビジネスサポート株式会社
AKKODiSコンサルティング株式会社の子会社として、障害者雇用促進を目的に設立。働くことの喜びと責任を感じながら、自己実現の達成を後押しし、思いやり、助け合う社会の創造を目指している。
■何かあったらいつでも相談できて安心してもらえる存在でありたいです
NPO法人
目黒障害者就労支援センター就労支援員
中村利恵さん
当センターには現在330人以上のかたが登録し、私は90人ほどを担当しています。富田さんもそのうちの一人です。基本的には、2カ月に一度行う面談で業務日誌を見ながら、どんな意識で取り組んだかを確認しています。気になる点があれば、会社や家族と連携を取り、必要に応じて職場訪問をしています。富田さんは、すごく前向きなかたと聞いていましたが、来所されるようになってからは、課題と向き合う意識がより高まっているように感じます。AKKODiSさんでは、とても伸び伸び働かれているので、これからも自分らしさを大切にしてほしいと思っています。主役は本人であり、企業なので、私は橋渡し役として、双方にとって望ましい就労支援を心掛けています。
◇目黒障害者就労支援センター
企業への就労を希望する障害があるかたに向けて、必要なサポートや情報提供を行う福祉施設。就職活動のお手伝いや職業能力の評価、職場適応のための支援活動を行っている。
■障害者雇用を検討している企業のかたへ
目黒障害者就労支援センターにご相談ください
中村利恵さん「分からなくていいんです。私たちを頼ってください」
目黒障害者就労支援センターは、就労を希望する障害のある人と障害者雇用をしたい企業をつなぐ支援をしています。紹介だけでなく、就労後も引き続き企業と雇用者が信頼して、良い関係を築けるようサポートします。詳細は、同センターWebをご覧いただくか、お問い合わせください。
◇就労支援の流れ
障害者雇用を検討したいけれど何から準備したらいいのか分からない
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↓就労支援センターへ相談…企業が提供できる仕事内容や勤務時間などをお聞きします。
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いい出会いがあった!…就労希望者の特性と仕事内容等が一致しているかなど、考慮した上で、紹介します。
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↓雇用
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就労後も企業・障害者双方をサポート
・面談時の質問の仕方、業務上の関わり方などのアドバイス
・ジョブコーチの派遣
・福祉制度などの情報提供、支援機関と連携 ほか
荻野恵子さん「直接聞きづらいことや言いづらいことがあっても、センターがクッションとなってくれているので、良い関係性を保つことができています」
問合せ:NPO法人目黒障害者就労支援センター
【電話】5794-8180【FAX】5794-8225
障害者週間に合わせたイベントを開催します。
問合せ:障害施策推進課計画推進係
【電話】5722-9848【FAX】5722-6849
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