区内で地域のために活動したり、スポーツなどに一生懸命取り組んだりしている若い世代の方を紹介します。
■楽しい、面白いを形に
◆東京理科大学地域貢献サークルカナラボ
東京理科大学葛飾キャンパスの学生が所属する地域貢献サークル。サイエンスショーや実験・工作教室、地域イベントでのワークショップの出展など、理科に関することだけでなく、幅広く活動を行っている。
撮影場所:カナラボハウス(東金町1-10-12 間宮ビル1階)
月・木曜日は、小・中学生、高校生の宿題お助け部屋を行っています。
◆お二人からお話を聞きました
代表 高井洸烈さん(22歳)
副代表 大井一輝さん(23歳)
◇カナラボのはじまりは?
高井:僕はもともと、さまざまな大学の学生が集まって工作体験教室などを行う団体で活動していました。活動するうちに、理科大だけでも何かできないかと思い、令和4年6月に「コミュニティラボ理科大支部」を立ち上げ、5人で活動を始めました。令和5年4月に「カナラボ」に名前を変え、現在約100人が地域のためにボランティア活動をしています。
大井:理科大生ならではの地域貢献の仕方は何だろうと考え、最初に行ったのが、夏休みの自由研究をお手伝いする教室です。当初は、集客の仕方も手探りで、全然人が集まらず、活動の難しさを感じました。でも、イベントを重ねたり、地域で行われるイベントに清掃ボランティアとして参加したりするなど、地域の人と話をする機会が増えるにしたがって、カナラボを知ってくれる人が増え、今では多くの方に参加してもらえるようになりました。
◇どのように企画していますか?
大井:こんなことをやってみたら面白そう、喜んでくれそうだよね、から始めることが多いです。韓国料理教室は、韓国からの留学生が作ってくれた料理を食べてみたらおいしかったので、企画しました。サイエンスショーや工作体験教室は、地域の人の声を取り入れ、参加してくれた人により喜んでもらえるように、メンバーで話し合って決めています。
◇うれしかったことは?
高井:イベントを一から企画して準備してきたことが形になり、参加してくれた人が楽しんでくれたり、感謝されたりしたときは、とても達成感があります。メンバーで集まって準備をするのも楽しいですし、イベントを提供する側として、地域の人や他の出展者の人と深く関わることができるのも活動の魅力だと感じています。
◇大変なことは?
大井:工作体験教室は、どのように安全確保をするか何度もリハーサルをしています。また、子どもがまだ勉強していない内容を含む実験などは、どうやって分かりやすく、面白くするかを考えています。実施して、反応が良くなかったものは見直し、常にパワーアップした企画を練るようにしています。
◇今後のこと
高井:カナラボをもっと多くの人に知ってもらえたらいいなと思います。予定を立てるときに「カナラボは今週何をやっているかな?」とチェックしてもらえるくらい身近な存在になれるように、これからも活動していきたいです。
大井:地域の人にとっても、メンバーにとっても、お互いに良い影響を与えられるような存在になりたいです。そのために、もっとイベントの質を高めたり、バリエーションを増やしたりしていきたいです。また、理科大生だからこそ伝えられる技術などを普及させていきたいです。
◆カナラボからのお知らせ
・本紙の二次元コードからLINEの友だち登録を行うと、イベント情報などを入手できます。
・11月24日(金曜日)・25日(土曜日)の葛飾地区理大祭で、わくわく工作教室を行います。
・スノードーム教室(本紙5面参照)を行います。
担当課:広報課
【電話】03-5654-8116
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