■国語
▽国語科に関する全体的な傾向と対策
成果:小学校では、国語科「根拠、条件を明確にしながら自分の考えを書く」といった記述式の問題ができていました。
課題:小学校、中学校ともに、情報(文章、図、グラフ等)を活用して解答する問題に課題が見られました。
・書く力を意識した取組が少しずつ力になっているように感じます。子どもたちの基礎・基本の定着(基礎的読解力の育成・書く力向上)を図るための取組を今後も継続して行います。
・自分で課題を立て、目的に合わせて必要な情報を選んだり集めたりするような学習活動を進めます。また、新聞記事を基に作成された補助教材「よむYOMUワークシート」を活用して、情報を活用する力を伸ばす学習も進めます。
■算数・数学
▽算数・数学科に関する全体的な傾向と対策
成果:小学校では、「図形の面積の大小を判断し、その理由を言葉や数を用いて記述する」問題ができていました。中学校では、「※1四分位範囲の意味を理解して解く」問題ができていました。
課題:小学校、中学校ともに、「与えられた表やグラフから、必要な情報を読み取る」データを活用して解答する問題に課題が見られました。
・少人数指導、タブレット学習等において、一人ひとりの習熟に合わせた個別最適な学びを進めていきます。
※1…データのちらばり具合を求めるもの
■英語
▽英語科に関する全体的な傾向と対策
課題:「読んだことの要点を捉え、自分が考えたことをその理由を交えて正確に書くこと」「事実や自分の考えなどを整理し、まとまりのある文章を書くこと」に課題がみられました。
・英語で表現することに慣れるため、日頃から継続的に英語を書く活動に取り組み、活用できる語彙や表現、文法事項を増やすことができるよう指導をしていきます。
・外国語指導助手(ALT)との日常での会話やイングリッシュキャンプ等を通して、英語を活用する機会を増やし、コミュニケーションの楽しさを感じられる取組を進めます。
■調査の目的
義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析することによって、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導や学習状況の改善・充実等に役立てることが調査の目的です。
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