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子どもなんでも相談室

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滋賀県愛荘町

■学習障がい(限局性学習症、LD)
今回は学習障がい(限局性学習症、LD)についてお伝えします。
学習障がいとは、全般的な知能の発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの能力のうち、特定のものを学んだり、行ったりすることがとても難しいさまざまな状態をいいます。

学習障がいがある子どもたちは、脳の働きにかたよりがあり、学びにくさをかかえています。苦手な部分は一人ひとり違いますが、読み書きなど、基礎的な分野につまずきがあると、学習全体に影響してしまうこともあります。
例えば、計算だけが苦手という場合は、国語や社会など、計算を必要としない教科はよくできるということもあり、周囲の人たちはかえって障害を理解しにくくなってしまうことがあります。苦手な部分については、いくら本人が頑張っても理解が進まず、成績があがりません。そのため、周囲の大人が子どもにあった学び方を見つけて、ていねいに教えていくことが望まれます。
学習支援は、本人の気持ちの尊重が大切です。実際に問題になっていることだけを注視するのではなく、なぜ、そのような問題が起きてくるのか、その背景を探りましょう。一般的に言われている支援や配慮の中から、本人が納得できる内容、やり方を行うことが望まれます。学習障がいは他の障がい(ADHDや自閉スペクトラム症など)を伴う場合もあるので、その場合は他の障がいを考慮した支援が必要です。
学習障がいは、小学校以降の学習の中で明らかになってくることが多いです。診断となると医学的な評価が必要なこともあり、家庭、学校、相談機関、医療の連携が大切です。まずは、学校の先生や当センターへ相談してみてください。

参考:『健康ライブラリーAD/HD、LDがある子どもを育てる本』月村久江(監修)

問合せ:健康推進課(愛知川庁舎)子育て世代包括支援センター
【電話】0749-42-7661

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