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人輝く 人権尊重の都市(まち) やまが「人権啓発便り」第43号

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熊本県山鹿市

■新市誕生 20周年記念事業
令和6年度山鹿市男女共同参画フォーラムを開催しました!
8月25日に山鹿市民交流センターで、性別にかかわりなく、誰もが個性と能力を発揮することができる男女共同参画社会を実現するため、市民への男女共同参画の理解と意識の浸透を図り、男女共同参画の一層の推進を目的としたフォーラムを開催しました。

◆テーマ「固定的性別役割分担意識」※の解消に向けて
※「男性は仕事、女性は家事・育児」など個人の能力や資質とは関係無く、性別によって役割を決めつける考え方

○高校生の意見発表
題:「シャネルの5番と、日本の明日」
発表者:鹿本商工高等学校 2年 黒木 さやかさん
自身のお母さんの雇用がなぜパートタイムなのかという疑問を持ち、女性活躍について考え、さまざまなイベントへの参加や県議会議員との対話を経て、行動することの重要さや声をあげることの大切さについて意見を発表されました。

○講演
演題:『その「〜ねば」「〜べき」は本当?』
講師:株式会社ヒトコト社 代表取締役 村上 美香(みか)さん(元KKTアナウンサー)
対話をするときのポイントや、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)に気づくことの大切さを、最近のCM映像などを用いて分かりやすく講演していただきました。
アンコンシャス・バイアスは育ってきた環境や体験などによって形成されるもので、誰もが潜在的に持っています。そのバイアスに気づくことが、固定的性別役割分担意識解消の第一歩ではないでしょうか。一人一人が身近なことから、自分にできることを行動に移すことが大切であることを学びました。

○トークセッション
ファシリテーター:特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン九州 代表理事 森島 孝(たかし)さん
パネリスト:
村上 美香さん 株式会社Lib Work(リブワーク) 代表取締役社長 瀬口 力(ちから)さん
山鹿市男女共同参画審議会 会長 坂口 里美(さとみ)さん
JA鹿本青年部山鹿地区 部長 吉田 友洋(ともひろ)さん
第1テーマ「現状と課題」第2テーマ「今後どのような取り組みが必要と思うか」について、パネリストからは「対話をしやすい環境づくりと、誰の意見もウェルカムに聞く姿勢を持つような環境づくりが必要」「行政や地域の中で男女共同参画が進むためにも、身近な場で前例を作っていく必要がある」などの意見が出ました。最後にファシリテーターの森島さんは「一人一人が意識を持ち、家庭や職場、地域へと少しずつ小さい範囲から広げていくことが大切です」と総括しました。

問合せ:人権啓発課
【電話】43-1199

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