■事業報告
令和4年度中に第5次二宮町総合計画に基づき実施した事業や新型コロナウイルス感染症対策の中から、主要事業の一部を紹介します。
◇恵まれた自然環境の中での切れ目のない子育て支援…6,211万円
・小児医療費の助成について小・中学生に設けている所得制限を廃止
◇住み慣れた地域で誰もが安心して暮らし続けられる環境づくり…1,719万円
・『シルバー緊急通報システム』の機能向上、高齢者のデジタルデバイド解消を目指したスマホ教室の実施など
◇地域資源の保全と活用による新たな町の魅力の向上…2,686万円
・町民参加による東京大学果樹園跡地のさらなる活用検討や観光協会の組織力強化、二宮町観光まちづくり戦略の策定など
◇新庁舎整備による安全・安心な町の拠点づくり…1,628万円
・役場新庁舎整備をはじめとした公共施設再配置の推進、地域集会施設の耐震改修設計など
◇自然災害に対する防災・減災対策の充実…1億2,596万円
・消防団員の報酬制度の見直し、機能別消防団員制度創設、救助工作車の更新、防災アプリの導入など
◇効率的な行財政運営の推進…1億1,373万円
・デジタル推進室の設置、二宮町デジタル化推進計画の策定、高機能消防司令システムの部分更新など
◇新型コロナウイルス感染症・物価高騰対策…7億8,365万円
・子育て世帯物価高騰対応生活支援給付金などの各種給付金事業の実施、新型コロナウイルスワクチンの円滑な接種、プレミアム商品券の発行や学校給食費の補助など物価高騰への対応
問合せ:財務課財務契約班
【電話】71-3314
■決算審査意見書
令和4年度一般会計および特別会計の歳入歳出決算、基金運用状況などの審査を監査委員へ依頼し、次のとおり意見書が提出されました。
◇審査の結果
令和4年度の一般会計および4つの特別会計の歳入歳出決算・基金運用状況は、各会計とも計数・諸帳簿・証書類など、概ね適正と認められた。
歳入では、自主財源は前年度と比較して増収となったものの、依存財源は前年度と比較して減収となり、歳入全体として減収となった。
歳出の主なものは、新型コロナウイルスワクチン接種事業を進めたほか、子育て世帯などへの生活支援・地域経済の活性化および公共施設の改修整備事業が行われた。
◇今後に向けて
予算に対する執行残額が前年度に比べ増となった。さまざまな事情や予測が困難な面はあるが、計画的な執行と事業の進行管理の徹底をお願いしたい。
時代に応じた行政サービスの質・量を確保するためにも、組織全体でコスト意識を持って、事業の見直しや町民との協働に取り組んでいく必要がある。過去にとらわれず、実態に即した予算の執行を行い、効率的で効果的な行政運営に一層努めていただきたい。
問合せ:監査委員事務局
【電話】75-9279
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