■今月のえび人 鶴指憲(つるさしまさる)さん(社家在住・78歳)
社家永寿会会長。海老名ゆめクラブ連合会前会長、元民生委員・児童委員。生まれも育ちも社家で幼い頃からの地元の思い出が豊富。自宅の庭づくりや家庭菜園が息抜き。
▽地域の平穏が続くことを願って
高齢者の居場所づくりに尽力する鶴指さん。「地域の先輩にかわいがってもらった恩返しのつもり。みんなの協力もあって続けてこられた。頼りにされているようで自信がついたしありがたいね。居心地もいいよ」と笑みを浮かべます。
〝放っておけない〟は鶴指さんの性分。民生委員として高齢者宅を回っていた頃を、「面倒見たいんだけどなかなか会ってくれない人がいてつらかった。その人の生き方があるから、付き合いを強要できないしね」と振り返ります。「登下校中の子には声を掛けるし、いたずらする子は叱る。泣いている子には『どうしたの』って聞く。放っておけないでしょ。同じ地域に住む者の役目かな」。時には放っておけない気持ちを見守りの姿勢にも変え、愛着ある地域に日々目を配ります。
「大事なのは年齢の垣根を越えた人と人のつながり。地域活性の源でもあるよね」。代々続く地元の平穏のため、鶴指さんの活動は続きます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>