朝倉市生活支援体制整備事業
■深刻な支え手不足
令和7年に、朝倉市で最大の人口集団になる「団塊の世代(昭和22年~24年生)」の人が75歳に到達します。75歳以上になると、介護を必要とするリスクが高まります。一方、生産年齢人口(15~64歳)は今後も減少し、支え手不足が深刻な問題になることが予想されます。
市では、介護が必要になっても、住み慣れた地域で安心して暮らせるために、介護、医療、予防、生活支援、住まいを包括的に提供する「地域ケアシステム」の構築・推進に取り組んでいます。
■地域を支えるアイデアがかたちに
取り組みの一つとして、住民や専門職が一緒になって支え合う地域づくり(生活支援体制整備事業)を進めています。地域で、自分や家族が70代、80代になったときの生活を想像し、どんな困りごとがあるかを話し合います。そして、その困りごとを解決するために、どんな方法があるか意見を出し合います。
話し合いの場は、令和5年度までに13のコミュニティで行われ、そこで出た解決アイデアは各地域でかたちとなり、新たな取り組みがスタートしています。
「人生100年時代」。年齢問わず誰もが社会参画でき、活躍できる地域社会を作るため、「誰か」ではなく、「一人ひとり」ができることを行い、お互い支え合うことが、自分らしい暮らしを続けられる社会につながっていきます。
■各コミュニティの取り組みを一部紹介
※生活支援体制整備事業以外の独自の取り組みもあります
各コミュニティで、集い・交流の場の開設や困りごとを解決する仕組みなど、さまざまな取り組みが始まっています。
(1)秋月コミュニティ
「秋月おたすけ隊」地域住民のちょっとした困りごとを解決。
(2)甘木地区コミュニティ
「買い物サロン」週に1回の移動販売。地域住民の交流の場にも一役。
(3)立石コミュニティ
「ぷちサロン」
(4)福田コミュニティ
「買い物サロン」
(5)蜷城地区コミュニティ
「蜷城カフェ」
(6)金川地区コミュニティ
「買い物サロン」
(7)朝倉地区コミュニティ
「向こう三軒両隣ワークショップ」隣近所の見守りの仕組みづくりを地域住民で話し合い。
(8)久喜宮地域コミュニティ
「オープンカフェくぐみや」
(9)高木地区コミュニティ
「高木コミュニティ食堂」月に一度の昼食会。
(10)美奈宜の杜地区コミュニティ
「杜のオアシス」地域住民同士で簡単な作業のお手伝い。
(11)三奈木地区コミュニティ
「買い物サロン」
(12)上秋月コミュニティ
「月一ランチ」
※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。
問合せ:市介護サービス課
【電話】22-1116
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