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自治体の皆さまへ

【特集】自分らしく働ける場所 ~施設と人 共生への架け橋~(2)

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福島県伊達市

■困難を乗り越えて ~今が一番 明るい自分~
《利用者インタビュー》
鈴木 彩那(すずきあやな)さん
18歳。療育手帳を所持梁川ふれ愛ガーデン(B型)に通所している

◇いつかTravis Japan(トラビスジャパン)に会いたいな
事業所で大変な作業は「箱詰め」、楽しい作業は「畑での収穫」とハキハキ話す彩那さん。何事も習得するまで諦めずに繰り返す性格には、事業所職員・家族も日々、驚かされています。
梁川ふれ愛ガーデンには高等部の実習で訪れ、「利用者さんも職員さんも優しくて、楽しかった」とのこと。学校卒業後、通い始めた時は緊張もあったけど、今では昼休みに仲間とお笑い(彩那さんはツッコミ担当)に興じて、ムードメーカー的存在に。好きなことはアイドルグループ“トラビス・ジャパン”のダンスを踊ったり、メンバー名をメンバーカラーで書いたりすること。夢を聞くと、「コンサートに行ったことはないから、工賃を貯めて会いに行きたい」と、すてきな回答を聞けました。
好きなものに没頭し夢を追うこと、猫と戯れることが日々のモチベーションになっている彩那さん。息抜きも作業もちゃんとこなす姿から、現在の充実感がしっかり伝わってきます。

◇日々できることが増えて楽しみも増えてほしい
娘は幼少期から「てんかん(意識を失ったり、痙攣(けいれん)する)発作」があり、4歳で大きな手術(脳梁離断術(のうりょうりだんじゅつ))を決断。当時、日本では事例の少ない手術で不安もありましたが、話すことも少なかった娘の喜怒哀楽が術後ははっきりしました。家族
で不安を乗り越えてきた中で、たくさんの人に支えられて、かわいがってもらっていたと改めて思います。梁川ふれ愛ガーデンでは生活訓練も行ってもらっています。少しずつでいいので、日常でできることがもっと増えていってくれたらうれしいですね。

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