【特集】自分らしく働ける場所 ～施設と人 共生への架け橋～(3)

4／41

■笑顔で来て笑顔で帰る場所へ
《事業所職員インタビュー》
縄野　弘(なわのひろし)さん
工房ひろせ(B型)の目標工賃達成指導員

◇目標はいつ来ても作業できる場所
工房ひろせの雰囲気に惹かれて指導員をしています。利用者さんたちの工賃確保のため、一人一人に合った作業を一緒に考えたり、利用者さんのできることを見つけ出して支援をしたりしています。
私たち指導員も利用者さんと一緒に作業をしますが、作業に集中できているか周りを確認しながらなので、それはそれは大変です(笑)。でも、大学で福祉を学んだわけでもない自分ですが、皆さんのモチベーションを保つために立ち回り、力を合わせて納期内で作業をやりきれた時はやりがいを感じますね。

◇私も、負けじとがんばろう!
利用者さんには畑仕事や清掃をメインに作業していただいています。今の時期はあんぽ柿にする柿の収穫ですね。事業所がどんな場所なのか、なかなか見えにくいと思いますが皆さんがんばっているので、多くの人に知ってほしいです。入所した皆さんが性格・体力的に成長するので、職員も全力で支援させていただいています。

◇理解が進めばみんなが働きやすくなる
～違うことが当たり前～
特集で紹介できた人はほんの一部。障がいといってもさまざまで、支援の度合いも人によって全然違います。「どのように接したらいいんだろう」という人もいますが、まずは障がいを知ることが大切。障がいをお持ちの人の家族は相談できる人を増やし、地域がもっと気にかければ、今以上に安心して働ける人が増えるはず。
事業所で作られた製品は、道の駅や関連施設で売られています。見かけたら、足を止めて眺めるだけでも、障がい理解の大きな一歩になることでしょう。

■あなたのやりたいこときっと見つかる!
〜近隣のA型・B型事業所〜

◇障がいをお持ちの人へ
伊達市や近隣には、多くのA型・B型事業所があり、事業所の数だけ働く人がいます。
決して一人で抱え込まないで、仲間と一緒にやりたいことを探してみませんか。気になった事業所があれば、まずは社会福祉課にご相談ください。

※A型も同施設で提供中

問合せ：社会福祉課　障がい福祉係
【電話】575-1274