■“万が一”の大災害に備え、福島県の総力が伊達市に集結!!
◇複合災害を想定した多種多様な訓練
10月19日、伊達市では初めての福島県総合防災訓練。大雨と大地震が同時に発生する事態を想定した訓練を実施しました。
阿武隈急行の緊急停車を想定した訓練や、防災ヘリを活用した空からの救出訓練、多数傷病者への対応訓練など、消防や警察、自衛隊をはじめとした各関係機関の協力のもと、想定される大規模災害への対応を確認しました。
◇市民や来場者も一緒に
訓練には地域住民の皆さんにもご協力いただき、車いすにより手助けが必要な避難者やペットと同行する避難者など、さまざまなケースを想定した避難訓練を実施しました。
会場には多くの防災展示や災害体験ブースが設置され、来場者からは「普段できない体験ができて、すごく勉強になりました」「あらためて備えることの大切さがわかりました」といった感想が聞かれました。
◇内堀知事からの講評
訓練本部長を務めた内堀雅雄(うちぼりまさお)福島県知事は、「“防災意識の高揚と地域防災体制の確立を図る”という目的が十分に達成された訓練で、大変心強く思います。近年、全国的に激甚災害が頻発しており、いつ、どこで起こるか分からない災害に備え、これまで以上に自らの命を守る「自助」と、地域において互いに助け合う「共助」の取り組みが重要となっています。福島県としても、自助・共助・公助が三位一体となった地域防災力の向上を図っていきます」と講評を述べました。
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