中学生職場体験レポート「この町でハタラクこと」(2)

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■職人技を間近で体験技術を持った人に
有限会社佐久間工業　井砂海志(いさごかいじ)さん
大工などの建設関係に興味があり、佐久間工業を希望しました。
釘打ち、ビス打ち、測量、ショベルカーの操縦を体験し、暑い中での作業は大変でしたが、やっていくうちに上手くできるようになり、楽しかったです。暑い日も寒い日も現場で働く職人さんのすごさを肌で感じました。
ショベルカーの操縦体験では、砂利をたくさんすくうことが、効率よく作業を進めるポイントだと教えてもらいました。すくう量を意識して操縦しましたが、なかなか難しかったです。教えてくれた職人さんは、自由自在に操縦していて、とてもかっこよかったです。私もスキルを持った大人になりたいです。

▼完成したときの達成感
佐久間真徳(さくままさのり)さん(16年目)建築・土木/有限会社佐久間工業

▽この職業に就いたきっかけは?
創業者が親戚ということもあり、建設業は身近な存在だった。現場で働く方々が協力して、建物や構造物を作り上げる姿に感動したのがきっかけ。

▽この職業のやりがい、魅力は?
カタチとして残るため、やりがいを感じやすい。また、お客様や地域の方の喜ぶ姿を見たときは、自分の仕事が必要とされていると実感できること。

▽苦しいこと、大変なことは?
外仕事なので、身体への負担が大きいこと。また、現場監督として事故が起きないように安全管理の徹底が大変。

▽これからの夢
安全第一で、作業員一人ひとりが働きがいを感じてもらえるような現場を作っていきたい。

■医療現場で人の役に立ちたい
公立藤田総合病院　齋藤瑠亜(さいとうるあ)さん
医療関係の仕事に興味があり、藤田総合病院を希望しました。
1日目は、さまざまな部署を見学し、どんな仕事があるのか教えていただきました。2日目は、興味を持った部署を選んで、見学や体験をしました。
私は、リハビリを選び、患者さんのリハビリのお手伝いをしました。患者さんとケガの話やプライベートな話をしたのですが、患者さんとコミュニケーションを取って、お互いが話しやすいようにすることが大事だと感じました。最後に患者さんから「頑張ってね」と言ってもらえてうれしかったです。
職場体験をとおして、人の役に立てる看護師になりたいと思いました。

▼自分自身も成長できるやりがいのある職業
丹野麻美(たんのあさみ)さん(16年目)看護師/公立藤田総合病院

▽この職業に就いたきっかけは?
小さいころ、祖母の通院に付いて行ったときに、人のために働く看護師さんに憧れを抱いた。

▽この職業のやりがい、魅力は?
自分が提供した看護に対し、感謝されると人の役に立てている実感が湧いてうれしい。また、患者さんの状態が改善したときは、とてもやりがいを感じる。

▽苦しいこと、大変なことは?
生命を預かる仕事なので、責任の重さやプレッシャーを常に感じること。

▽これからの夢
手術室看護師として緊張感のある現場を担当していて、安全かつ患者さんに寄り添った看護が提供できるように専門的な知識・技術を習得していきたい。