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市制施行70周年記念「須賀川の松明あかし」歴史を紡ぐ

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福島県須賀川市

430年余りの歴史を誇る伝統の火祭り「松明あかし」。今年は11月9日(土)に、翠ヶ丘公園内の五老山(ごろうざん)を中心に行われます。今年も多くの団体が参加し、壮大な松明の炎が、晩秋の夜空を焦がします。当日は、多くの行事を予定していますので、ぜひご参加ください。

◆松明あかしの歴史
天正17(1589)年6月、伊達政宗は会津黒川城主・芦名氏を滅ぼし、その後、須賀川城を攻撃しようと考えていました。須賀川城主・二階堂氏は、家臣や町民に、政宗と最後まで戦うことを伝え、家臣たちは一致団結して政宗と決戦すると誓い、合戦が繰り広げられました。
松明あかしは、戦いの中で討ち死にした多くの人々の霊を弔うために行われるようになったと言われています。以前は旧暦の10月10日に行われていましたが、現在は新暦の11月の第2土曜日に五老山で行われています。

◆松明行列
威勢の良い若衆が、松明通りから五老山まで松明を担いで練り歩きます。到着した大松明は、担ぎ手によって山頂に立てられます。重機を一切使わず、約1時間ほど掛けて大松明を立てるその光景に、観衆も力が入ります。

◆御神火奉受式
松明に点火する御神火の奉受式は、須賀川城主・二階堂氏を祭る二階堂神社で執り行われます。トーチに移された炎は、御神火隊によって五老山に運ばれます。

◆本松明
各団体や企業が製作した、胴回り3メートル、長さ6~8メートルの松明です。
本松明は、五老山の山頂に、前日までに立てられます。「松明をもりたてる会」が製作した大松明の点火を皮切りに、本松明にも次々と火が付けられます。

◆松明太鼓
松明の燃え盛る炎とともに力強く会場全体に響く「松明太鼓」。当日は、五老山西側の特設ステージで演奏されます。松明太鼓の迫力ある演奏と、松明の炎とのコラボレーションをお楽しみください。

◆小松明行列
直径10センチメートルほどの球に火が付いた小松明を持ち、五老山の山頂を目指します。
暗闇の中、揺られながら運ばれてゆく炎が、数珠つなぎとなって静かに流れてゆく様子は、松明の激しく燃え盛る光景とは対照的に、夜の闇を幻想的に照らし出します。

◆おもてなしイベント広場 おもてなしフードコート
tette、須賀川信用金庫本店駐車場、翠ヶ丘公園芝生広場で、松明あかしをより楽しめるイベントを行います。ぜひ、ご参加ください。
・小松明製作コーナー
・甲冑(かっちゅう)武者との記念撮影
・戦国鍋・松明スープの振る舞い
・農産物の販売コーナー
・松明あかし史跡・古戦場ウォーク
・飲食コーナー

◆大松明の担ぎ手募集!
大松明を担いで松明通りから五老山までの1・5キロメートルを歩き、山頂到着後、大松明を人力で立てます。
日時:11月9日(土)午後1時30分~6時15分(解散予定)
集合場所:上北町集会所
参加要件:高校生から40歳代までの健康な男性
申込期限:10月11日(金)
詳しくは、松明あかし実行委員会事務局にお問い合わせください。

◆「松明をもりたてる会」に聞く!
私たち「松明をもりたてる会」は、高さ9m以上もある「大松明」を製作し、当日の運搬から設置、点火までの運営を行っています。参加する担ぎ手の皆さんがけが無く安全に進行できるよう、これまでの反省を生かしながら進めています。
2カ月以上掛けて製作する松明が、一瞬にして燃え尽きる圧巻の姿をぜひとも多くの人に見てもらいたいです。来場される人には、燃え盛る松明を通して迫力や熱だけでなく、先人たちから引き継いできた鎮魂の思いなど、伝統行事としての「松明あかし」も感じてほしいと思います。当日は、五老山の山頂で皆さんをお待ちしています。
-松明をもりたてる会 会長 佐藤貴紀さん

→松明あかし実行委員会事務局(観光交流課内)
【電話】88-9144

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