新商品の開発や事業所の改修に町の支援を活用

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令和5年度に、町の補助金を活用して新商品の開発や商品の宣伝、店舗の改修などに取り組んだ町内のお店・事業所を4件ご紹介します。

■合同会社みちひらき
2016年から古民家を改修したアート・ギャラリー「ものかたり」の運営をはじめました。開店当初から作家さんの作品展示をする傍ら、絵本の展示販売も行っていました。近所の革物屋すずなりさんが作る「あかちゃん財布」を見て、「持ち運べる絵本を作りたい」と思い「あかちゃん絵本」を制作しました。また、すずなりさんとのコラボ商品である「にがおえブローチ」も制作しています。
昨年度に補助金を活用し、ものづくりの作家さんが集まるイベント「Creema Craft Caravan長野」に出展しました。多くの方に商品を知ってもらう機会になり、実際に店舗に商品を置いていただくきっかけにもなりました。
「あかちゃん絵本」は大切な人への贈り物にぜひご利用ください。また、「にがおえブローチ」は随時オーダーを受け付けているので、ものかたりにお越しいただくか右のQRコードからお申し込みください。(小熊美奈子)

住所：五城目町字上町39
営業時間：木・金・土・日曜日　午前10時～午後6時
【電話】018・802・0089
【HP】https://ogumami.localinfo.jp/

■おしゃれたいむ
小学生の頃、近所で結婚式が行われる際に、美容師の方がお嫁さんの着付けやヘアメイクを行う姿を見てあこがれを持ったことをきっかけに美容師を志し、平成5年に「おしゃれたいむ」を開業しました。
この度補助金を活用し、老朽化が進んでいた店内の設備を修理しました。屋根を塗装し直したことにより、冬期間は、雪がたまりにくく安全にご来店いただけるようになりました。また、照明器具のLED灯を交換したことにより、以前よりも明るくなり作業がしやすくなるとともに、耐久性や省エネの向上を図ることができました。さらに給湯器も新しいものに交換し、火災などのリスクを減らし、事業所を安全な環境にすることができました。
現在、美容師の高齢化が進み、閉店を余儀なくされた町内の美容院も少なくありません。当店には、近隣の他市町村のお客さまもご来店されるため、町内にお住まいの方も遠慮せずにぜひお越しいただければと思います。(石井幸生)

住所：五城目町高崎字前田105-3
営業時間：毎月15・16日以外　
※営業時間は要相談
【電話】　018・852・5066

■すずなり
2020年11月に上町通りの旧奈良靴店さんで革製品のお店をオープンしました。イタリア製の牛革をメインに使い、その時々の自分たちと素直に向き合ったものづくりをしています。普段、修理やリメイクなどはお受けしていませんが、開店2年目からランドセルリメイクを始めました。子どもたちが一緒に過ごしてきたランドセルを、これからも長く使える財布やキーケースなどにリメイクしており、多くの方に喜んでいただいています。
ランドセルリメイクで作れる品目は店頭のサンプルでしかお知らせしていなかったため、この度、補助金を活用しパンフレットを作成しました。県内の学童施設やお店、公共施設などにも置いてもらい、これまで当店を知らなかった方にも広く周知でき、町外の方にもご来店いただいています。
これからも、ものづくりを通じて「職人の町・五城目」に貢献できるよう、日々精進します。(小松田靖之さん、裕美子さん)

住所：五城目町字上町52
営業時間：金・土・日曜日　午前10時～午後5時
【電話】　080・5556・5007

■近野格也さん
15年前から朝市に出店し、梅漬けやフキ・ワラビといった山菜の漬物、旬のきのこの塩漬けなどを販売してきました。ところが、食中毒などのリスク軽減を目的とした食品衛生法の改正により食品営業許可制度が変わり、これまで通りの漬物の製造が困難となりました。
新制度により、漬物を加工する場と生活場所とを明確に分ける必要に迫られ、この度、補助金を活用し漬物製造専用の施設を建てることとしました。漬物を保存するスペースが十分に確保されているほか、水回りの設備も充実しており、施設が完成した令和5年6月末以降、安心安全な環境で製造することができています。
これからも、朝市を訪れる町内外の多くの皆さまに自慢の漬物を提供できるよう頑張ってまいります。高齢化が進み、朝市への出店者や来場者の減少が続いていますが、みんなで朝市や五城目を盛り上げていきたいと思います。

住所：五城目町字下タ町202-1
営業時間：朝市開催日
【電話】　018・852・4953